低価格で高性能、コストパフォーマンスのよいスマートフォンを提供する会社として知られているHUAWEIが、2017年11月28日、最新スマートフォン「Mate 10 Pro」を発表しました。
新機種の性能は魅力的ですから、すぐにでも使い始めたいところですが、実は、UQモバイルをはじめとする格安SIMでは、すべてのスマホが使えるわけではありません。
HUAWEIのMate9はUQモバイルで使えませんでしたが、新機種「Mate 10 Pro」は使えるのでしょうか?
今回は、UQモバイルで「Mate 10 Pro」が利用可能か?そのスペックと一緒に調べてみました。
Contents
Mate10Proのスペックは?
Mate10 Proの魅力はなんといっても、世界初のAIに対応した独自のチップセット「Kirin 970」。
末端側でAIの処理を行うことができるので、被写体に適したカメラ処理を瞬時に行うことができるほか、即座に対応できる音声認識などの利用が可能です。
その他、Mate10 Proのスペックの詳細は以下の通りです。
HUAWEI Mate 10 Pro | |
OS | Android 8.0 EMUI 8.0 |
ディスプレイ | 6インチ 18:9 2160×1080 FHD+ |
CPU | Kirin 970 2.36GHz×4 + 1.8GHz×4 8コア |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
microSD | 非対応 |
背面カメラ | RGB 1200万画素 + モノクロ 2000万画素 Leicaデュアルカメラ f/1.6 OIS PDAF |
前面カメラ | 800万画素 f/2.0 |
バッテリー | 4000mAh 急速充電 |
ドコモ・ソフトバンクのプラチナバンドには対応しているけれど…
Mate10 Proを利用するにあたって、気になるのは契約しようとしている回線に対応しているかどうか?ですよね。
一世代前のMate9と新機種Mate10Proの対応回線を比較してみたところ、全く同じ結果になりました。
回線 | Mate10 Pro | Mate9 |
ドコモプラチナバンド (Band19) |
○ | 〇 |
FOMAプラスエリア (Band6/19) |
○ | 〇 |
ソフトバンクプラチナバンド (Band8/28) |
○ | 〇 |
auプラチナバンド (Band18/26) |
○ | 〇 |
au 3G (CDMA2000) |
× | × |
上記の表のとおり、ドコモのSIMで通常の3G通話を利用する際に必要なBand6とBand19(FOMAプラスエリア)に完全対応しているため、ドコモ回線では問題なく利用が可能。
また、ソフトバンクも3G回線に関しては、すべてのバンドに対応していますし、LTEに関してもBand8とBand28に対応しているので、ソフトバンクの回線も問題なく利用できます。
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auのSIMとの組み合わせは注意が必要!
ご存じのように、UQモバイルはauのサブブランドでauの回線を使っています。
上記の表では、auプラチナバンド(Band18/26)には「〇」がついているので、「UQモバイルでMate10Proが使える!」と思ってしまいますが、実はMate10ProとauのSIMの組み合わせは注意が必要です。
auの3G回線には非対応・4Gは?
Mate9、Mate10Proも、3G回線の通信規格(CDMA2000)に対応していますが、スペック表をみると「CDMA2000はChina Telecomのみ対応」という記載があり、auの3G回線には対応していません。
また、auプラチナバンド(Band18/26)には「〇」がついていますが、こちらにも注意書きがあり、
「本端末はKDDIの移動通信網を利用した通信サービスには対応しておりません。それらの通信サービスのSIMでの利用については、当社では一切の動作保証はいたしませんので、あらかじめご了承ください。」
と記載されています。
つまり、Mate9もMate10Proも、auのSIMは使えない。UQモバイルでの利用は現時点ではできないということになります。
今後のアップデートに期待
Mate 10 Proは、auのLTEプラチナバンドであるBand26に対応しているためauの広いエリアをカバーしています。
ただ、現時点で、auのSIMには対応していないため、UQモバイルでの利用ができません。
ソフトバンクのVoLTEには対応していますから、今後、au回線のVoLTE SIMに対応する可能性はあります。
Mate10 ProとauのVoLTE SIMの組み合わせが可能になるアップデートに期待したいところです。
まとめ
HUAWEIから発売されたMate10 Proは現時点では、残念ながらUQモバイルでは利用ができません。
Mate10Proは、世界初のAIに対応した独自のチップセット「Kirin 970」を搭載していますから、UQモバイルで利用できないのは残念です。
ただ、auのプラチナバンドにはすでに対応していますから、利用可能になる日はそう遠くはないかもしれません。
今後のアップデート情報に注目しましょう。
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UQモバイルを申し込む

とはいえ、三大キャリア並みの速度を誇るUQモバイルはやはり魅力的と言えますね。
申し込みから利用開始までの大まかな流れ
UQモバイルをWEBから申し込んで、実際に使い始めるまでの大まかな流れは次のようになっています。
必要な書類等をあらかじめ用意しておきましょう
スムーズに手続きを進めるために、申し込みに必要な書類等はあらかじめ用意しておくことをおススメします。
連絡が取れるメールアドレス
キャリアから格安SIMに乗り換えると、これまで使っていたドコモやau、ソフトバンクのメールアドレスは利用できなくなります。
そのため、申し込みには、YahooやGmailなど乗り換え後も利用可能なメールアドレスを作っておく必要があります。
本人名義のクレジットカード
UQモバイルの申し込みには、申込者本人名義のクレジットカードが必要です。
利用できるクレジットカードは、VISA、MasterCard、JCB、American Express、DINERSで、デビットカードは利用できませんのでご注意ください。
本人確認書類
本人確認書類は以下のとおりです。
・運転免許証
・パスポート(日本国旅券) (有効期限内のもので、現住所が記載されているもの)
・身体障がい者手帳または療育手帳 または精神障がい者保健福祉手帳 住所の記載のあるもの
・特別永住者証明書(有効期限内のもの)
・在留カード
・健康保険証+補助書類(補助書類は、住民票や公共料金領収証などです)
MNP予約番号
今の携帯電話番号をそのまま使いたい場合は、契約中の携帯会社の窓口、または受付店でMNP予約を申し込み、MNP予約番号を受け取る必要があります。
MNP予約番号の有効期限は予約当日を含めて15日間ですが、WEB申し込みする場合は、MNP予約番号の取得日から2日以内に手続きが必要です。
契約中の携帯電話会社 | Webから | ケータイ/一般電話から |
NTTドコモ | iモード
i-menu→お客様サポート→お申し込み・お手続き→各種お申し込み・お手続き PCサイト MyDoCoMo( http://www.mydocomo.com ) →ログイン 受付時間:24時間 システムメンテナンス時間などは除く |
ケータイから 151 |
一般電話から 0120-800-000 |
||
受付時間:9:00~20:00 | ||
ソフトバンク | Yahoo!ケータイ
TOP→My Softbank→各種変更手続き→MNP予約関連手続き 受付時間:9:00~21:30 |
ケータイから *5533 |
一般電話から 0800-100-5533 |
||
受付時間:9:00~20:00 | ||
ディズニーモバイル | Disney Web
TOP→My Softbank→各種変更手続き→MNP予約関連手続き 受付時間:9:00~21:30 |
ケータイから *5533 |
一般電話から 0800-100-5533 |
||
受付時間:9:00~20:00 | ||
au 沖縄セルラー |
EZweb
TOP→auお客さまサポート→申し込む/変更する→au携帯電話番号ポータビリティ(MNP) 受付時間:9:00~21:30 |
ケータイ・一般電話から 0077-75470 |
受付時間:9:00~20:00 |
UQモバイル WEB申し込みの方法
必要な書類等が準備できたら、UQモバイルのHPから申し込みの手続きをしましょう。
希望の商品を選択する
UQモバイルのHPを開き、「端末とSIMカードをセットで申し込む場合」は、希望の端末の横または下にある緑の「新規お申し込みはこちら」のボタンをクリックします。
「SIMカードのみ」(スマートフォンは自分で用意)の阿合は、対応するSIMの横または下の緑のボタン「新規お申し込みはこちら」のボタンをクリックします。
申し込み内容を選択します
次の画面で、契約方法(新規orのりかえ)、料金プランを選択します。
携帯番号をそのまま使う場合は、「のりかえ」になります。
また、料金プランはこの時までに決めておくことをおススメします。
オプション等を選択します
さらに、オプション契約について、年齢の確認、契約先を選択します。
契約先は沖縄県以外の方はUQを選択してください。
端末補償サービスなど、購入時のみしか加入できないオプションサービスもありますので、内容を確認したい場合は、チャットを利用するとよいでしょう。
申し込み内容を確認
申し込み内容を確認して、「ご購入手続きへ」をクリックします。
約款等の確認
約款等の確認画面が出ますので、確認をし、チェックを入れて、次に進みます。
申し込み情報の入力と確認
ここで、事前に準備したMNP予約番号の入力が必要になります。
その他、氏名など必要な情報を入力し、次へ進みます。
次の画面では、クレジットカード情報などを入力し、申し込み内容を確認して、申し込み完了となります。
記入する住所が本人確認書類(免許証など)と違っていたりすると、その後の手続が面倒になりますのでご注意ください。
また、ここで決める暗証番号は、今後の設定などでも使用しますので忘れないようにしましょう。
本人確認書類のアップロード
申し込み完了後、登録したメールアドレスあてにメールが届くので、案内に従ってスマートフォンなどで撮影した本人確認書類のデジタルデータを、次の手順でアップロードします。
①本人確認書類のタブから本人確認書類の種類を選択
②「ファイルを選択」ボタンをクリックし、あらかじめ保存しておいた書類画像を選択
③「運転免許証」「日本国パスポート」「健康保険証」いずれかをアップロードする場合は、「本人確認書類番号」欄に本人確認書類の番号を入力します
④「全て登録」ボタンをクリック
⑤アップロード完了画面が表示されたら完了です
発送と受け取り
申し込み手続きと本人確認が完了すると、登録した住所へ商品が発送されます。
初期設定をします
商品が届いたら、使い始めるために初期設定をする必要があります。
商品の確認
届いた商品の中身と契約内容に間違いがないか確認しましょう。
・契約の内容
・申込書原本
・重要事項説明書類
・SIMカード台紙
・端末本体、説明書(端末同時購入の場合)
SIMカードを台紙から取り外します
SIMカードの種類を確認した上で、SIMカードを台紙から取り外します。
SIMカードを取り付けます
台紙から取り外したSIMカードを取り付けます。
取り付けの際は、SIMカードを端末の電源をOFFにし、充電ケーブルなどすべてのケーブルを外して行ってください!
ネットワーク設定(ANP)が必要な場合もあります
端末の機種によっては、ネットワーク設定が必要な場合があります。
ANPが必要な機種かどうかは、UQモバイルのHPから確認することができます。
設定が必要な場合は、次の手順で行います。
①【設定】→無線とネットワークの【その他設定】 → 【モバイルネットワーク】→> 【高度な設定】→【APN】もしくは【CPA設定】を選択
(設定の場所や設定項目は、製品により異なるため、詳細は使用する製品の取扱説明書を確認してください)
代表的な設定項目名 | 設定値 |
APN名、アクセスポイント名 | uqmobile.jp |
APN、APN設定 | uqmobile.jp |
ID、ユーザーID、ユーザー名 | uq@uqmobile.jp |
Password、パスワード | uq |
認証タイプ、PPP認証タイプ、暗号タイプ | CHAP |
APNプロトコル | IPv4v6、IPv4/IPv6 |
APNタイプ | default, mms, supl, hipri, dun |
②【設定】→無線とネットワークの【その他設定】→ 【モバイルネットワーク】→ 【高度な設定】→ 【CPA接続】等を選択してください。
(製品によっては、①で指定したアクセスポイント名が表示される場合があります。アクセスポイント名が表示された場合は、作成したアクセスポイントを選択してください。)
③インターネットに接続が可能か確認します。
これで設定が終了です。