携帯キャリアで利用できる3G回線ですが、UQモバイルでも利用することはできるのでしょうか? 結論から言うとできません。
3G回線のサービスエリアは広いイメージがあるので、使えないのはデメリットだと感じるかもしれませんが、実はそんなことはないのです。
その理由を見ていきましょう。
UQモバイルは3G回線が使えないが問題ない!
携帯キャリアでは3G回線と4G/LTE回線のそれぞれを利用していますが、UQモバイルでは4G/LTE回線しか利用できません。
これって不便なのでは? 3G回線も使いたい、と思うかもしれないですね。
でも4G/LTE回線で十分です。
その理由を説明したいと思います。
LTEが使えれば十分な理由
LTEのサービス提供エリアは広い
au 4G LTEの人口カバー率は99%を超えています。日本のほぼ全域で通信できると言ってもいいでしょう。
かつては3G回線の方がエリアは広いとも言われていた時期もあります。山間部の一部などでは未だに3Gの方が入りやすい場所もあるかもしれません。ですが、下のエリアマップを見てもらうとわかりますが、ほぼ範囲は変わりません。むしろ4G/LTEの方がより色は濃く感じます。
4G/LTE 3G
出典:au|auサービスマップ
3Gは2020年を目途に廃止される
記事執筆現在は2018年ですが、2020年つまりオリンピックの年までには廃止されると言われているのです。
ちなみに以前の2Gに関しても2012年に廃止されました。なお、今後は次世代の5Gも2020年を目途に利用開始が計画されています。
以上の理由を考えると、UQモバイルで4G/LTEしか使えないと言っても特に気にする必要はないのです。
そもそも3G回線の特徴は?
3Gの「G」はGeneration(ジェネレーション)つまり世代を表しています。第3世代の通信規格です。電話回線を利用しているため、データ通信の他に音声通話もできます。
速度自体は速いものではないため、大きいサイズのファイルのダウンロードに時間がかかったり、動画の種類によっては再生がスムーズにいきません。
ただ全国に基地局があるので電波は入りやすい。
UQモバイルの回線元であるauでは3Gと4G/LTEのそれぞれ利用できます。4G/LTEの電波が入らない場所で3G回線に自動で切り替わる仕組みです。
格安SIMは3G回線が使えない?
格安SIMを扱うMVNOは、docomo・au・ソフトバンクから回線を借りてサービスを提供しているわけですが、3Gが使えるかどうかは回線元のキャリアによって異なります。
docomo系・ソフトバンク系はデータ通信・音声通話ともに3Gが利用できます。au系のMVNOでは音声通話でのみ3G回線ができるといった感じです。※すべてのMVNOではない。
4G/LTEの特徴も知る
4Gは第4世代という想像がつくかもしれません。でもLTEとは何? という人も多いでしょう。
まず4Gから説明しますと、想像通り3Gのあとに登場した通信規格です。この4Gには複数の通信規格が含まれるのですが、そのうちの一つがLTEです。
つまり4G=LTEということになります。
格安SIMの通信元である携帯キャリアごとで、LTE対応のサービスを提供しています。
・au:au 4G LTE
・NTTdocomo:Xi(クロッシィ)
・ソフトバンク:SoftBank 4G LTE
ちなみにかつてLTEを3.9Gと呼ばれていた時期もありました。3Gと4Gの橋渡し的存在だったのです。が、現在では4GもLTEも同じと捉えるのが一般的です。
プラチナバンドについて
au 4G LTEの周波数帯は800MHzです。
700MHz~900MHzの周波数帯をプラチナバンドと呼ぶのですが、このプラチナバンドはスマホに適した周波数とされています。
周波数が高いと電波が直進的です。速度も速く大容量の通信をおこなうのに向いているのですが、障害物に弱いのがデメリットです。
UQ コミュニケーションズのWiMAX2+の周波数は2.5MHz。高速通信が可能ですが建物内や地下だと電波が届きにくい。一方800MHz(プラチナバンド)のUQモバイルは建物内や地下でもつながりやすいのが特徴です。
電波の入りが悪いとき
4G/LTEが使えれば3Gは必要ないとは言っても、4G/LTEでも電波が入りにくいときはあります。
どんな原因が考えられるのか見てみましょう。
電波の届かない地下で使っている
4G/LTEの電波は障害物に強いとお伝えしたばかりですが、場所によってはつながりにくい地下もあると思います。そんなときは一度地上に出てつながるか試してみてください。
周りに利用者が多く電波が混線している
多くの人が集まる場所では、電波がわるくなりつながりにくくなります。たくさんの人が集まるイベントでネットのつながりがわるいと感じたことのある人もいるでしょう。
そんなときは、場所を変えてみるとつながりやすくなります。
まとめ
今回のテーマはいかがでしたか。UQモバイルで3Gは使えませんが、4G/LTEが利用できれば問題ないということがわかったと思います。
auと同じエリアでリーズナブルな料金で4G/LTEが使えるUQモバイルはおすすめです。
当サイトおすすめの格安simは?

当サイトでおすすめしている格安simはこちらになります。
UQモバイル
1位はUQモバイルです。格安simの一番の問題点は通信速度ですが、UQモバイルはau、ドコモ、ソフトバンク並みの通信速度でストレスなく使用可能です。
TVコマーシャルを展開するなど、企業としての母体がしっかりしていて、安心感があるのも魅力の一つですね。
まずは検討してみる価値があるMVNOではないでしょうか。
BIGLOBEモバイル
2位はBIGLOBEモバイルです。エンタメフリープランはかなり使い勝手が良く、YouTube、Google Play Music、Apple Music、AbemaTV、Spotifyの利用にかかるデータ通信がカウントされません。
動画視聴は特に通信容量を消費するので、エンタメフリープランを駆使すれば定額、低容量のプランでも十分に対応できます。
母体はあのBIGLOBEですし、安定感も魅力の1つではないでしょうか。
LINEモバイル
3位はLINEモバイルです。
コミュニケーションフリープランはLINE、Twitter、Facebook、InstagramのSNSやLINE MUSICで使用した通信量がその月にカウントされないので、SNSをする人にはピッタリです。
また、その名の通り、LINE関連の使い勝手が良いというのも人気の1つになっています。LINEユーザーにはお勧めのMVNOとなっています。
U-mobile
テザリングや動画視聴などで月に大量のデータ通信を行う人にはU-mobileがおすすめです。
高速通信使い放題のデータ通信無制限プランは月額料金も2980円と安いですし、毎月最新の映画が1本無料で見られるサービスもあります。