格安SIMに乗り換えようとしている人に話を聞くと「LINEが使えればどうにかなる」と答える方が多くいます。
確かにLINEは、トークや無料通話ができますから、キャリアで使っていたメールアドレスや音声通話がなくても大丈夫かもしれません。
では、格安SIMに乗り換えてもLINEは使えるのでしょうか?乗り換える際にトラブルに巻き込まれないようにするにはどうしたらよいのでしょうか?
今回は格安SIMでLINEを利用できるのか?乗り換えの際の注意事項などを詳しくご紹介しましょう。
Contents
格安SIMでLINEは利用可能!でもプラン選びに注意
格安SIMでLINEは使えるのか?
いきなりですが…結論は「YES!」「使えます!」ただ、格安SIMでのプランの選び方には注意が必要。
また、LINEのアカウントを新規に取る場合と今使っているアカウントを引き継ぐ場合では、注意点が違います。
そこで、新規の場合と引き継ぐ場合、2つのケースにわけでご説明します。
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新規にLINEアカウントを取る場合
まずは、新規にLINEアカウントを取る場合の注意事項です。
SMSかFacebook認証が必須
LINEを新規に登録する場合には、「SMS認証」か「Facebook認証」のどちらかが必要になります。
SMS認証とは…ショートメッセージを利用して本人確認する認証方法
Facebookアカウント認証とは…Facebookアカウントを利用して本人確認する方法です。
SMS認証のメリット・デメリット
SMS認証は、LINEの登録画面で電話番号を入力し、LINEから送信されるショートメッセージに記載された認証番号を入力することで認証が完了します。
とても簡単ですが、この認証方法を使うには、格安スマホの契約でSMS付SIMを選ぶ必要があります。
Facebook認証のメリット・デメリット
Facebook認証は、LINE利用登録画面で「Facebookでログイン」を選択し、Facebookのアカウントの情報を認証して登録する方法です。
この認証方法を取れば、データ通信専用SIMでもLINEの登録は可能です。
ただ、Facebook認証をすると、Facebook情報を参照してLINEに友人が追加されたりしますので、設定に注意が必要です。
新規にアカウントを取る場合、SMS付がおススメ
話が少し前後しますが、格安SIMは次の3つのプランを用意しています。
1.データ専用
2.データ+SMS(ショートメッセージ)
3.データ+音声通話付き
LINEの認証でSMS認証を利用する場合は、SMS付か、音声通話付きを選ぶ必要があります。
Facebook認証はデータ専用SIMでも出来ますが、LINE Outが利用できないなどサービスが一部限定されてしまいます。
使い始めてからのトラブルを避けるためにも、LINEを利用する場合は、SMS付もしくは音声通話付きのSIMを選ぶことをおススメします。
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LINEアカウントを引き継ぐ場合
次に、今使っているアカウントを引き継ぐ場合の注意点をご説明します。
アカウント引継ぎには「メールアドレスの登録」か「Facebook連携」が必要
今使っているLINEのアカウントを引き継ぐには、格安SIMに乗り換える前に自分のLINEアカウントに「メールアドレス登録する」か「Facebookアカウントとひもづけ」しておく必要があります。
メールアドレス登録の注意事項、乗り換え後キャリアメールは使えません!
メールアドレス登録はLINEの設定画面で
設定→アカウント→メールアドレス登録 で登録することができます。
すでに登録されている方は、登録しているメールアドレスを確認することができます。
ここで注意するのは、登録する(されている)メールアドレスです。
格安SIMに乗り換えると、ドコモやau、ソフトバンクから提供されていたメールアドレスは使えなくなりますから、LINEにキャリアのメールアドレスを登録している場合は、格安SIMに乗り換えた後も利用可能なメールアドレス(GmailやYahooメールなど)に変更しておく必要があります。
Facebook認証ができないスマホがある
LINE公式サイトのヘルプによると、Windows Phone/Blackberry/Nokia/Firefox OS のスマートフォンでは、Facebook連動によるアカウントの引き継ぎはできません。
これらの機種でもメールアドレスでの引継ぎは可能ですので、事前にメールアドレスとパスワードの登録は済ませておいた方がよいでしょう。
アカウントを引き継ぐ手順
アカウントを引き継ぐ手順は次のとおりです。
①LINEに登録したメールアドレスとパスワードを確認します。メールアドレスは、
設定→アカウント→メールアドレス登録
で確認することができます。キャリアメールになっている場合は格安SIMでも利用できるフリーメールなどに変更しておきましょう。
②電話番号が変更となる場合やFacebookログインを利用していて、かつスマートフォンが変更となる場合は、機種変更前のスマートフォンで事前に引き継ぎの許可設定をする必要があります。
LINEの「設定」→「アカウント引継ぎ設定」→「アカウントを引き継ぐ」をオンにします(機種変更をする当日に行ってください)
③格安SIMに変更したら、①で確認したメールアドレスとパスワードを使ってLIINEのアカウントを引き継ぎます。
※詳細はLINEの公式サイトでご確認ください。
引き継げるもの引き継げないもの
格安SIMに乗り換えても、LINEのアカウントは引き継ぐことができます。
ただ、アカウントの引継ぎで移行できないデータがあります。
それは「トーク履歴」。
トーク履歴を引き継ぐには、事前にトーク履歴のバックアップしておく必要があります。
なお、以下のデータ内容はアカウントの引継ぎで移行が可能です。
<移行できるデータ>
・[友だち]リスト(グループを含む)
・ [ノート][アルバム]に投稿した内容
・プロフィール設定(プロフィール画像/名前/ステータスメッセージ/ID)
・タイムライン/ホーム
・ [Keep]で保存したデータ(画像や動画/テキスト/ファイル)
・ LINEスタンプと着せかえをご利用する権利(プレゼントスタンプを含む)
・ 課金アイテムの購入履歴やコイン/LINE ポイント残高
・ LINE関連タイトル(LINE ゲーム⋅LINE PLAYなど)のアプリ連動に関するデータ
※iPhone→Android、Android→iPhoneなど、異なるOS間では、コイン残高の引き継ぎはできませんのでご注意ください。
格安SIMではLINE機能、全ては使えない?
格安SIMでもLINEのアカウントが取れるし、アカウントの引継ぎもできるし、データもほとんど移行できますから、キャリアの時と全く同じ!って思っちゃいますよね。
でも、実は格安SIMではできないLINEの機能があるんです!
IDを使ったユーザー検索ができない
LINEで友だち登録をする時、ID検索を使っていたかたも多いのではないでしょうか?
実は、格安SIMではID検索ができません。
ID検索は年齢認証が必須なのですが、格安SIMでは年齢認証ができないので、ID検索をすることができません。
唯一、年齢認証が可能な格安SIMは「LINEモバイル」。まあ当然といえば当然ですが…。
LINEの友だち追加は、ID検索以外にも、近くの人とは「ふるふる」、遠く離れた人とは、自分専用のLINEのURL発行やQRコードで追加などでもできます。
LINEモバイル以外の格安SIMを利用する場合は、これらの方法を利用しましょう。
データ専用SIMでは、LINE Outが使えない
LINEアプリ同士の通話が無料というのはよく知られていますが、LINEには、LINEから一般の固定電話や携帯電話、スマートフォンと格安で通話できる「LINE Out」というサービスもあります。発信専用で受信はできませんが、固定電話へ掛けたときの料金が1分3円、携帯電話へは1分14円と格安です。
ただ、このサービスを利用するには、電話番号での認証(SMS認証)が必要なため、データ専用SIMではLINE Outを使うことができません。
そのため、格安SIMでLINE Outを利用したい場合は、SMS付SIMもしくは音声通話付SIMのプランにする必要があります。
まとめ
メールと同じようなトーク機能、無料通話、ゲームまでできるLINE、本当に便利だし楽しいですよね。
格安SIMに乗り換えても大丈夫!LINEは使えます。
ただ、LINEのサービスを不自由なく満喫するためには、格安SIMのプランはSMS付か音声通話付きにすることをおススメします。
また、アカウントを引き継ぎたい方は、間違って新規登録してしまうと、今までのアカウントが削除されて友達やグループ、購入スタンプなどの情報が全て消えてしまいますから、ご注意ください。
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当サイトおすすめの格安simは?

当サイトでおすすめしている格安simはこちらになります。
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UQモバイル
1位はUQモバイルです。格安simの一番の問題点は通信速度ですが、UQモバイルはau、ドコモ、ソフトバンク並みの通信速度でストレスなく使用可能です。
TVコマーシャルを展開するなど、企業としての母体がしっかりしていて、安心感があるのも魅力の一つですね。
まずは検討してみる価値があるMVNOではないでしょうか。
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BIGLOBEモバイル
2位はBIGLOBEモバイルです。エンタメフリープランはかなり使い勝手が良く、YouTube、Google Play Music、Apple Music、AbemaTV、Spotifyの利用にかかるデータ通信がカウントされません。
動画視聴は特に通信容量を消費するので、エンタメフリープランを駆使すれば定額、低容量のプランでも十分に対応できます。
母体はあのBIGLOBEですし、安定感も魅力の1つではないでしょうか。
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LINEモバイル(LINE IDの検索可能)
3位はLINEモバイルです。
コミュニケーションフリープランはLINE、Twitter、Facebook、InstagramのSNSやLINE MUSICで使用した通信量がその月にカウントされないので、SNSをする人にはピッタリです。
また、その名の通り、LINE関連の使い勝手が良いというのも人気の1つになっています。LINEユーザーにはお勧めのMVNOとなっています。
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U-mobile
テザリングや動画視聴などで月に大量のデータ通信を行う人にはU-mobileがおすすめです。
高速通信使い放題のデータ通信無制限プランは月額料金も2980円と安いですし、毎月最新の映画が1本無料で見られるサービスもあります。
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