3大キャリアの料金の高さから格安SIMへの注目が高まっていますが、格安SIMのデメリットとして取り上げられるのが「通話料金が高い」ということです。

ドコモ、au、ソフトバンクのキャリアでは、毎月決まった額を払うと通話が し放題になる「カケホーダイ」などのサービスを提供しているので、時間や料金を意識しないで通話をすることができました。

以前は格安SIMにそのようなサービスがほとんどなく、通話を頻繁にする方にとっては、それが乗り換えを躊躇させる一因になっていたようですが、最近は多くの格安SIMが「かけ放題プラン」を取り入れています。

ただ、その内容や料金は格安SIMによって違います。

そこで、今回は各社のかけ放題プランの詳細をご説明します。

格安SIMの通話料金ってそもそもいくら位なの?

まず、格安SIMで音声通話をするにはどうしたらいいのか?通話料金がいくらなのかをご説明しましょう。

格安SIMの多くは次の3つのプランを用意しています。

1.データ専用

2.データ+SMS(ショートメッセージ)

3.データ+音声通話付き

音声通話を利用したい場合は、3のデータ+音声通話付きSIMの契約をする必要があります。

そして、その通話料金は、通常の音声通話で30秒20円、電話アプリを経由した場合は30秒10円という料金設定が一般的です。

例えば:1日5分、1か月(30日)毎日通話をすると…

40円/分×5分×30日=6,000円 通話料だけで6,000円もかかることになります。

LINEや電話アプリを利用すれば、それほど料金はかかりませんが、やはり「かけ放題プラン」があると安心して電話がかけられます。

 

スポンサードリンク




 

格安SIMの「かけ放題プラン」

ここ数年、格安SIMでも「かけ放題プラン」が増え、徐々にそのサービスも充実しつつあります。

そのうちのひとつが、1回3分~10分の通話が回数無制限でかけられる「かけ放題プラン」です。

「3分かけ放題プラン」がある格安SIMランキング

まず、1回3分回数無制限の「かけ放題」プランがある格安SIMを料金が安い順に表にしてみました。

 

順位 格安SIM プラン名 料金(月額) 備考
b-mobileおかわりSIM 通話3分定額オプション 500円 1日50回
IIJmio 通話定額オプション(何度でもかけ放題) 600円 家族とは10分
BIC SIM 通話定額オプション(何度でもかけ放題) 600円 家族とは10分
BIGLOBE SIM 3分かけ放題 650円

1位のb-mobileおかわりSIMは料金は一番安いですが、1日50回という回数制限があります。

通常の電話は3分で十分だけど、家族とはもう少し長い時間が必要という方は、IIJmioとBIC SIMがおススメです。BIC SIMはビッグカメラで扱っているIIJmioの格安SIMなのでサービス内容はIIJmioと同じです。

「5分かけ放題プラン」がある格安SIMランキング

次に「5分かけ放題プラン」がある格安SIMです。

 

順位 格安SIM プラン名 料金(月額) 備考
DTI SIM でんわかけ放題 780円
nuroモバイル 5分かけ放題オプション 800円
mineo 5分かけ放題サービス 850円
楽天モバイル 楽天でんわ5分かけ放題 850円
イオンモバイル イオンでんわ5分かけ放題 850円
DMMモバイル 5分かけ放題 850円
J-com かけ放題5分 850円 スマホセットのみ
UQモバイル おしゃべりプラン

(データ容量込み)

2GB 1,980円

6GB 2,980円

14GB 4,980円

データ容量+5分以内の通話がかけ放題料金

かけ放題プランの中では、「5分かけ放題プラン」の数が一番多く、料金は月額850円が主流です。

その中でDTI SIMの780円はかなり安い設定といっていいでしょう。

また、UQモバイルは全てのプランに通話サービスがついていて、「おしゃべりプラン」は5分のかけ放題サービス付き。データ容量によってはこちらを選んだ方がお得になるかもしれません。

「10分かけ放題プラン」がある格安SIMランキング

最後は、「10分かけ放題プラン」です。

 

順位 格安SIM プラン名 料金(月額) 備考
IIJmio 通話定額オプション(何度でもかけ放題) 830円 家族とは30分
BIC SIM 通話定額オプション(何度でもかけ放題) 830円 家族とは30分
OCN モバイルONE 10分かけ放題オプション 850円
BICモバイルONE 10分かけ放題オプション 850円
U-Mobile U-mobile SUPER(データ込み) 2GB2980円

6GB3,980円

12GB5,980円

データ容量+10分以内の通話がかけ放題料金
ワイモバイル スマホプラン(データ込み) 2GB 1,980円

6GB 2,980円

14GB 4,980円

キャンペーン価格・キャンペーン中のデータ容量

かけ放題プランの中で一番通話時間が長いのがこの「10分かけ放題プラン」です。

総務省が2016年12月14日に発表した調査によると、携帯電話での1回の通話時間の平均は2分35秒ですから、10分はかなり長い設定と言えます。

「10分かけ放題プラン」で一番料金が安いのはIIJmioと、IIJ mioのサービスを利用しているBIC SIMです。

実は、IIJmioは2017年5月にそれまで提供していた「5分かけ放題プラン」を「10分かけ放題プラン」に変更しました。料金(830円)は据え置き、しかも家族とは30分通話できますから、通話が少し長い方はこのプランがおススメです。

OCN モバイルONE、BICモバイルONEの料金も850円と「5分かけ放題プラン」とほぼ同じですから、5分ではオーバーしてしまうかも…と心配な方は「10分かけ放題プラン」を選ぶとよいでしょう。

 

スポンサードリンク




 

格安SIMの「通話定額プラン」

格安SIMには、上記のような回数無制限でかけられる「かけ放題プラン」の他、毎月支払う料金に応じて、1か月のトータルの通話時間が決まる「通話定額プラン」もあります。

★ 1カ月30分定額プラン

 

順位 格安SIM プラン名 料金(月額) 備考
mineo 通話定額30 840円
LIBMO 通話パック30 880円

1カ月60分定額プラン

 

順位 格安SIM プラン名 料金(月額) 備考
BIGLOBE SIM 通話パック60 650円
U-mobile でんわパック60 800円
YAMADA SIM でんわパック60 800円
mineo 通話パック60 1,680円
UQモバイル ぴったりプラン 1,980円

 

60分/月無料通話+データ容量2GB

1カ月120分以上定額プラン

 

順位 格安SIM プラン名 料金(月額) 備考

 

UQモバイル

 

ぴったりプラン  2,980円

 

120分/月無料通話+データ容量6GB
4,980円 180分/月無料通話+データ容量14GB

通話定額プランは料金設定が様々です。

料金の安さだけに注目すると、BIGLOBE SIMの「通話パック60」(650円)が最安値となりますが、データ容量がうまくマッチすれば、UQモバイルの「ぴったりプラン」も注目です。

まずは、「かけ放題プラン」にするか「通話定額プラン」にするか、通話の仕方を再確認して、ご自分に合ったプランを選ぶことが通話料金の節約につながります。

 

IP電話でかけ放題

格安SIMでは、上記2つの通話プランの他に「IP電話を使ったかけ放題プラン」を提供している会社もあります。

 

順位 格安SIM プラン名 料金(月額) 備考
TONE IP電話かけ放題 500円 10分かけ放題+国内通話回数無制限
NifMo NifMoでんわ 1,300円 海外へも2,700でかけ放題
イオンモバイル 050かけ放題 1,500円

IP電話とは、インターネット網を使用した電話サービスで、電話番号は050から始まります。す。

音声通話SIMを契約しなくても利用することが可能ですが、通話品質が安定しない、警察や消防などの緊急通話ができないなどのデメリットもありますから、IP電話だけを選択する場合は、事前に「できないこと」をしっかり確認しておく必要があります。

 

スポンサードリンク




まとめ

格安SIMの通話プランを調べてみると、「格安SIMは音声通話料金が高い」という話がすでに過去のことになっているのが分かります。

ただ、やみくもに「かけ放題プラン」を選んでしまうと、余計な料金がかかってしまう可能性もあります。

格安SIMの通話プランも充実し選択肢も増えてきましたから、自分の通話スタイルがどんなものか、1回の通話時間がどのくらいか、月にどのくらい通話をしているのかを確認し、自分に合った通話プランを選んで、快適で格安なスマホライフを楽しんでください。

 

当サイトおすすめの格安simは?

 

UさぎUさぎ

当サイトでおすすめしている格安simはこちらになります。

 

    1. UQモバイル

      1位はUQモバイルです。格安simの一番の問題点は通信速度ですが、UQモバイルはau、ドコモ、ソフトバンク並みの通信速度でストレスなく使用可能です。

      TVコマーシャルを展開するなど、企業としての母体がしっかりしていて、安心感があるのも魅力の一つですね。

      まずは検討してみる価値があるMVNOではないでしょうか。

      >>UQモバイルの申し込みはこちら

      ⇒UQモバイルのことをもっと詳しく知りたい

    2. BIGLOBEモバイル

      BIGLOBEモバイルのバナー

      2位はBIGLOBEモバイルです。エンタメフリープランはかなり使い勝手が良く、YouTube、Google Play Music、Apple Music、AbemaTV、Spotifyの利用にかかるデータ通信がカウントされません。

      動画視聴は特に通信容量を消費するので、エンタメフリープランを駆使すれば定額、低容量のプランでも十分に対応できます。

      母体はあのBIGLOBEですし、安定感も魅力の1つではないでしょうか。

      >>BIGLOBEモバイルを見に行く

      ⇒BIGLOBEモバイルをもっと詳しく知りたい

    3. LINEモバイル

      3位はLINEモバイルです。

      コミュニケーションフリープランはLINE、Twitter、Facebook、InstagramのSNSやLINE MUSICで使用した通信量がその月にカウントされないので、SNSをする人にはピッタリです。

      また、その名の通り、LINE関連の使い勝手が良いというのも人気の1つになっています。LINEユーザーにはお勧めのMVNOとなっています。

      >>LINEモバイルを見に行く

      ⇒LINEモバイルをもっと詳しく知りたい

    4. U-mobile

      テザリングや動画視聴などで月に大量のデータ通信を行う人にはU-mobileがおすすめです。

      高速通信使い放題のデータ通信無制限プランは月額料金も2980円と安いですし、毎月最新の映画が1本無料で見られるサービスもあります。

      >>U-mobileを見に行く

      ⇒U-mobileをもっと詳しく知りたい