格安SIMの支払い方法は、ほとんどの会社が「クレジットカード」に限定しているのを
ご存じでしょうか?
格安SIMのパンフレットを見ると「申し込み時にご用意いただくもの」の中に「本人確認書類」「連絡のとれるメールアドレス」と並んで「ご契約者本人のクレジットカード」の記載があります。
では、クレジットカードを持っていない人は格安SIMに申し込みができないのでしょうか?
実は、格安SIMにはクレジットカード以外の支払い方法ができるところもあります。
ただ、プランによってその支払い方法が利用できない場合もありますから、クレジットカードを利用したくない場合は、事前に確認が必要です。
そこで、今回はクレジットカード以外での支払いができる格安SIMを、その方法とともにご紹介しましょう。
どうしてクレジットカード支払いが主なの?
格安SIMでは、基本的にクレジットカード払いを推奨していて、クレジットカード以外の支払い方法ができるところは、あまりありません。
では、なぜ格安SIMでは、クレジットカード支払いが主なのでしょうか?
1つめの理由は、クレジットカードを持っている人は、クレジットカードの審査に通った人。つまり、あらためて格安SIMで審査する必要がなく、安心して契約できること。
2つめは、クレジット会社を通して、確実な支払いを得られること。
3つめは、代金の請求を全てクレジットカード会社がやってくれるので、無駄な手間と人件費がかからないことってこと。
実店舗ももたず、人件費もできるだけ抑えている格安SIMにとって、クレジット支払いは、安心して確実なありがたい支払い方法なのです。
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クレジットカード以外で格安SIMと契約するには?
では、クレジットカードがないと格安SIMと契約できないのでしょうか?
数は少ないですが、クレジットカード以外の支払い方法で契約できる格安SIMもあります。
クレジットカード以外では、
・デビットカード
・口座振替
・プリペイドタイプの格安SIMを利用する
といった方法があります。
デビットカード
デビットカードとは、支払いに利用した際に、即座にその代金が銀行口座から落とされるカードです。
カードを使った一種の現金払いのようなものなので電子マネーと似ていますが、電子マネーが必要な金額をチャージして利用するのに対して、デビットカードは銀行口座から直接引き落とされ、口座残高以上は利用できません。
デビットカードのメリットとデメリット
デビットカードは、15歳以上(中学生以外)なら審査なしで誰でも簡単に申し込めますから、未成年者も親の同意があれば手軽に作ることができます。
クレジットカードは18歳以下では作れませんし、格安SIM契約のためにわざわざクレジットカードを申し込むのは面倒という方は、デビットカードの方が手です。
ただ、デビットカードは口座残高の範囲でしか利用できないため、デビットカードの使用が停止されないよう、口座には常に少し多めに金額を入れておく必要があります。
また、審査なしで作れるせいかデビットカードでの支払いを拒否する格安SIMも増えています。
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デビットカードで支払いができる格安SIM
デビットカードで支払いができる格安SIMは次のとおりです。
以前は、IIJmio、UQモバイルなどでもデビットカードの利用が可能でしたが、最近はデビットカードでの新規申し込みは受け付けていないようです。
楽天モバイル
楽天モバイルは、支払い方法の中に、「クレジットカード/デビットカード」という記載があり、すべてのプランをデビットカードで支払うことができます。
mineo
mineoでは、基本的にクレジットカードでの申し込みとなっておりますが、月次決済に対応しているデビットカードでの支払いも可能なようです。
ただ、HP上にはデビットカードの記載はなく、デビットカードで申し込んで審査に落ちた人もいるようですので注意が必要です。
口座振替
スマホ代金以外にも水道光熱費などを銀行口座からの自動振替にしている方も多いと思います。
ただ、銀行口座は残高が足りなくて引き落としができない事態が発生する可能性があるためか、口座振替での申し込みを受け付けている格安SIMも多くありません。
口座振替のメリットとデメリット
クレジットカードなどのカード類を持ちたくない、持っていないという方も口座振替で支払いができれば、格安SIMと契約をすることができます。
ただ、銀行引き落としの場合、口座振替手数料が利用者もちの場合が多く、毎月その分
余計な支出が増えることになります。
また、支払いに口座振替を選ぶと、インターネットからの申し込みができず、電話や書面での手続きになり、少々不便です。
口座振替ができる格安SIM
口座振替ができる格安SIMは次のとおりです。
楽天モバイル
楽天モバイルは、2016年11月から口座振替に対応を開始しました。
ただ、毎月の引き落とし時に手数料100円がかかります。
OCNモバイルONE
OCNモバイルONEの支払い方法は、基本はクレジットカードです。
ただ、クレジットカードを持っていないなどの理由で口座振替を希望する場合は、カスタマーフロントへ連絡をすると、口座振替の申込書を郵送してもらえます。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルは、データ専用SIMのみを申し込む場合、口座振替を利用することができます。
また、「ビッグローブ光」などすでにBIGLOBEの会員になっている方は、今登録されている支払い方法で申し込みが可能です。
mineo
mineoでは、eo光ネットを利用中で、預金口座振替で支払っている場合のみ、格安SIMの料金も同様の支払い方法を継続することができます。
DTI SIM
DTI SIMは、クレジットカードと口座振替で月額料金を支払うことができます。
ただ、使用料の他に、口座振替手数料が必要になります。
もしもシークス
もしもシークスも料金の支払いに口座振替を選択できます。
@もばいるくん
@もばいるくんでは、データSIMに限って、クレジットカード・口座振替から支払い方法を選ぶことができます。
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その他の支払い方法
LINEモバイル
LINEモバイルでは、クレジットカードを持っていない場合、LinePayカードを申し込むと、LINE Payカードで支払うことができます。
LINE Payカードは、オフライン店舗でも利用できるプリペイドカードです。
Nifmo
@niftyで接続サービスを利用している場合は、すでに登録済みのNTT決済などの支払い方法を利用することができます。
プリペイドタイプの格安SIM
プリペイドタイプの格安SIMは、「プリペイド」なので前払いとなります。
SIMパッケージ代のみで月額料金などが発生しないため、クレジットカードなど支払い方法の登録が必要ありません。
プリペイドタイプの格安SIMのメリットとデメリット
プリペイドタイプの格安SIMは、データ容量さえ使い切らなければ月額料金が発生することなく使い続けることができます。
また、パッケージは買い切りで、契約や開通手続きがとても簡単。気軽に利用できるのが最大のメリットです。
ただ、音声通話やSMSに対応したプリペイドサービスがなかったり、データ容量当たりの価格が高くなるので、安易な契約は要注意です。
プリペイドタイプの格安SIMがあるMVNO
OCNモバイルONE
OCN モバイル ONEのプリペイドSIMには、利用期間いっぱいまで使える「期間型」と、容量を使い切るまで使える「容量型」の2タイプがあります。
容量型 | 期間型 | |
利用期間 | 20日 | 3カ月後の月末まで |
データ容量 | 50MB | 1.0GB |
価格 | 2,800円 | 3,200円 |
IIJmio
IIJmioのプリペイドパックは3カ月2GBの1種類で、契約手続きなしで手軽にすぐ使うことができます。
利用期間 | 3カ月 |
データ容量 | 2GB |
価格 | 3,791円 |
mineo
mineoは、auとドコモの2社も回線を利用可能で、「mineoプリペイドパック」もau版とドコモ版が販売されています。
どちらも、開通日の翌月末まで(最大2か月)1GBのデータ容量を利用可能で、価格は3,700円です。
利用期間 | 開通日の翌月末まで(最大2か月) |
データ容量 | 1GB |
価格 | 3,700円 |
U-mobile
U-mobileのプリペイドは、1日のデータ容量が設定されていて、利用期間3種類の中から選ぶことができます。
利用期間 | 7日間 | 15日間 | 30日間 |
データ容量 | 1日 200MB | ||
価格 | 1,800円 | 2,800円 | 3,500円 |
まとめ
どの格安SIMも、支払いはクレジットカードが前提になっています。
ご紹介したとおり、デビットカードや口座振替での支払いができる格安SIMもありますが、あくまでも特例。
特にデビットカードは、取扱をやめている格安SIMが増えているので注意が必要です。
その中で、口座振替とデビットカードの支払いOKをHPにしっかり明記しているのが楽天モバイルですから、クレジットカード以外で支払いをしたい場合は、楽天モバイルを検討するのがいいかもしれません。
また、データSIMだけ気軽に利用するには、プリペイドSIMもおススメです。
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