ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアで、「ドコモケータイ払い」「auかんたん決済」「ソフトバンクまとめて支払い」というキャリア決済が利用できました。
通信料金とまとめて支払いができるので、キャリア決済を便利に使っている方も多いのではないでしょうか?
では、格安SIMに乗り換えても、キャリア決済は利用できるのでしょうか?利用できない場合、格安SIMでも同じようなシステムがあるのでしょうか?
今回は格安SIMに乗り換えた場合の、キャリア決済についてご説明しましょう。
キャリア決済ってどんなもの?
まず、キャリア決済がどんなサービスなのかご説明しましょう。
暗証番号を入力するだけでOK!
キャリア決済は、対応サイトでのネットショッピングの買物代金やオンラインゲームのプレイ代金などの支払いに利用いただける簡単で便利な決済サービスです。
パスワードがあれば、クレジットカードを持っていない人も利用が可能で、代金は毎月の携帯料金と一緒に支払うことになります。
3大キャリアのキャリア決済は?
ドコモ、au、ソフトバンクのキャリア決済の詳細は以下のとおりです。
ドモコ | au | ソフトバンク | |
名称 | ドコモケータイ払い | auかんたん決済 | ソフトバンクまとめて支払い |
決済方法 | 4桁の暗証番号を入力 | 4桁の暗証番号を入力 | 4桁の暗証番号を入力 |
利用可能な端末 | PC、スマートフォン、フィーチャーフォン | PC、スマートフォン | PC、スマートフォン |
毎月の上限額 | 1万円/3万円/5万円(契約状況、利用状況、お支払い状況などに応じてドコモが設定/変更)
10万円(所定の条件を満たした人のみ) |
~12歳 1,500円
13~19歳 10,000円 20歳以上 10,000~100,000円(支払方法、支払状況、サービスのご利用状況等に応じて変動) |
12歳未満 2,000円
20歳未満 20,000円 20歳以上 最大100,000円(契約内容、利用状況や支払い状況などにより、設定) |
未成年者の利用 | 可能
(利用限度額は最大1万円/月) |
可能
(利用限度額は ~12歳1,500円、13~19歳10,000円) |
可能
(利用限度額は12歳未満2,000円、20歳未満20,000円) |
特典 | 「dケータイ払いプラス」にすると、買物代金に応じたdポイントがたまり、たまったdポイントを買物代金として使うことができます。 | auかんたん決済は、au WALLET ポイントプログラムの対象となり、ポイントを貯めたり、使うことができます。 | ショッピングサイトによってTポイントが貯まります。 |
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アイドル・モバイルサイトにキャリア決済が欠かせない?
キャリア決済で購入できるものは、ネットショップでの買い物やゲーム、音楽配信など数多くあります。
その中で特に注目すべきなのが、アイドルやアーティストの公式モバイルサイトの多くが、キャリア決済による月額課金を取り入れていることです。
国民的アイドルグループAKB484も公式モバイルサイトはキャリア決済による月額課金制で、有料会員になるとシンブルの選抜メンバーを決める総選挙の投票やライブの曲のリクエストなどが出来るようになります。
このようにアイドルグループの公式サイトでは、支払い方法はキャリア決済のみという場合が多いため、格安SIMでキャリア決済システムが使えるのか?はアイドルファンには重大な問題なのです。
格安SIMでキャリア決済はできるの?
格安SIMに乗り換えると、キャリアとの契約がなくなるため、キャリア決済は使用できなくなります。
ただ、次の方法でコンテンツの支払いなどをすることは可能です。
Y!mobileはキャリア決済が可能
格安スマホの中で、唯一キャリア決済ができるのはソフトバンクの子会社でもあるY!mobileです。
Y!mobileは「ワイモバイルまとめて支払い」というサービスを行っていて、「ソフトバンクまとめて支払い」と同じキャリア決済の方式を取っています。
Y!mobileの詳細はこちら→ワイモバイルの評判を5つのメリットと3つのデメリットから考察
プリペイドカードの活用
ネットショップや音楽配信などのサービスは、キャリア決済を使わなくてもクレジットカードでの購入も可能です。
クレジットカードの利用に抵抗がある方は、コンビニなどで販売されている「Google playギフトカード」や「iTunes Card」といったカードを利用するとよいでしょう。
これらのカードはプリペイド式なので、使い過ぎを防ぐこともでき、安心かつ安全にコンテンツや商品の購入をすることができます。
「dケータイ払いプラス」は解約後も継続利用OK
「dケータイ払いプラス」は、ドコモの回線を解約した後も利用することができます。
ただ、dアカウントの継続手続きが必要で、支払い方法はクレジットカードとなり、ドコモの回線(もしくはspモードまたはiモード契約)解約前に、登録されていた継続課金は解除されるので注意が必要です。
参考→格安SIMでdポイントは使える!でも継続手続きをお忘れなく
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モバイル公式サイトの月額課金・キャリア決済を継続するには…
コンテンツや音楽の購入は、プリペイドカードなどを利用することで解決しますが、アイドルのモバイル公式サイトの有料会員登録は、格安SIMにすることでキャリアメールが使えなくなり、継続課金がされなくなることで自動的に解約されてしまいます。
そのため、モバイル公式サイトの月額課金を継続するために、キャリア決済は必須です。
そこで、キャリア決済を続けるための裏技をご紹介しましょう。
これは、「spモード」を契約した回線をもっておき、ドコモのメールアドレスを格安SIMに移行することでキャリア決済を可能にするものです。
「spモード」の契約と「dアカウント」の取得
キャリア決済を可能にするために、まず必要になるのは、「spモード(月額300円)」の契約と「dアカウント」の取得です。
spモードを契約すると、spモード コンテンツ決済サービス(キャリア決済)が利用できる上、メールアドレス「@docomo.ne.jp」が1つ使えるようになります。
dアカウントはドコモユーザーでなくても登録が可能です。
格安SIMでドコモメールを使えるようにする
格安SIMに、キャリアのメールアドレスはそのまま移行することはできません。
つまり、ドコモで契約していた「○○○○@docomo.ne.jp」というメールアドレスを、格安SIMの回線で使いたいと思っても回線を超えてのメールアドレス引継ぎはできないというわけです。
ただ、ちょっと面倒ですが、次のような裏技を使うと、格安SIMでもドコモのメールアドレスが使えるようになるのです。
【簡単に手順を説明すると】
・使いたいメールアドレス:○○○○@docomo.ne.jp
・アドレスを保持している回線:ドコモ回線
・引き継ぎたい回線:格安SIM回線
1.docomoのメールアドレスを別のアドレスに変更→●×●×@docomo.ne.jp
2.24時間待ちます
3.1で変更したメールアドレスを再度変更→×●×●@docomo.ne.jp
4.格安SIMのメールアドレスをドコモの最初のメールアドレス○○○○@docomo.ne.jpに指定
5.格安SIM回線で取得OK
これは、
(1)メールアドレス変更後、24時間経過しないと契約回線に紐付けされない
(2)変更前のアドレスは最大180日間使用できない
というルールを利用した裏技です。
この裏技を使うと、2台目のドコモの契約があることによって、その番号のSPモード決済が使えるので、今までと同じようにキャリア決済をすることができ、アイドルモバイルでの投票参加もこれまでどおり楽しむことができる、というわけです。
ただ、この方法はキャリアの仕様変更などで出来なくなる可能性もあります。あくまでも自己責任で行うようにしてくださいね。
まとめ
「キャリア決済」…クレジットカードがなくても、暗証番号4桁をいれるだけで決済ができるのでとても便利ですよね。
しかも、アイドルやアーティストのモバイル公式サイトでは、会員料金をキャリア決済で行っているところが多く、格安SIMへの乗り換えでキャリア決済ができなくなるのは、ファンにとっては死活問題!キャリア決済問題で格安SIMをあきらめた方もいるのではないでしょうか。
残念ながら、現在格安SIMで公式にキャリア決済をしているのはY!mobileだけです。
ただ、ドコモユーザーの場合は裏技を使えば、メールアドレスやキャリア決済が引き続き利用が可能になるかもしれません。
でも、裏技はあくまでも「裏」技。そんな方法を使わなくても格安SIMで安心して決済ができるキャリア決済のようなサービスが充実するといいですね。
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当サイトおすすめの格安simは?

当サイトでおすすめしている格安simはこちらになります。
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UQモバイル
1位はUQモバイルです。格安simの一番の問題点は通信速度ですが、UQモバイルはau、ドコモ、ソフトバンク並みの通信速度でストレスなく使用可能です。
TVコマーシャルを展開するなど、企業としての母体がしっかりしていて、安心感があるのも魅力の一つですね。
まずは検討してみる価値があるMVNOではないでしょうか。
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BIGLOBEモバイル
2位はBIGLOBEモバイルです。エンタメフリープランはかなり使い勝手が良く、YouTube、Google Play Music、Apple Music、AbemaTV、Spotifyの利用にかかるデータ通信がカウントされません。
動画視聴は特に通信容量を消費するので、エンタメフリープランを駆使すれば定額、低容量のプランでも十分に対応できます。
母体はあのBIGLOBEですし、安定感も魅力の1つではないでしょうか。
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LINEモバイル
3位はLINEモバイルです。
コミュニケーションフリープランはLINE、Twitter、Facebook、InstagramのSNSやLINE MUSICで使用した通信量がその月にカウントされないので、SNSをする人にはピッタリです。
また、その名の通り、LINE関連の使い勝手が良いというのも人気の1つになっています。LINEユーザーにはお勧めのMVNOとなっています。
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U-mobile
テザリングや動画視聴などで月に大量のデータ通信を行う人にはU-mobileがおすすめです。
高速通信使い放題のデータ通信無制限プランは月額料金も2980円と安いですし、毎月最新の映画が1本無料で見られるサービスもあります。
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