TVCMでよく見るUQモバイルと、LINEから発表された格安SIMということで話題となったLINEモバイル。
どちらも、利用者が多く評判の良い格安SIMです。
それだけに、このどちらと契約しようと思うのだけれど、どちらの方が良いのかな?と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、それぞれの特徴、メリット・デメリットをまとめてみました。
LINEモバイルの強み・弱み
では、まずLINEモバイルが持つ、UQモバイルに対する強みと弱みを確認してみましょう。
LINEモバイルの強み
まずはLINEモバイルの強み、メリットから確認していきます。
カウントフリー
LINEモバイルを語る上で外せないのが、カウントフリーでしょう。
LINEモバイルの基本となるコミュニケーションプランの場合、LINE、Twitter、Facebook、そしてインスタグラムの人気SNS四つの通信については、通信容量にカウントされません。
「Twitterやインスタグラムでいっぱい写真を上げたら、月末通信制限になっちゃった」という経験のある方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、LINEモバイルのコミュニケーションプランでは、そういったことは発生しません。
なお、LINEモバイル最小プランである、LINEフリープランはLINEのみカウントフリーになります。
LINEポイント付与
LINEモバイル二つ目のメリットは、利用料の1%相当のLINEポイントがもらえる点です。
溜まったLINEポイントはLINEコインへと交換し、そのLINEコインでスタンプをゲットすることが可能です。
LINEモバイルを利用しているだけで、LINEスタンプを充実させることができるのです。
また、LINEポイントはアマゾンギフト券やnanacoポイントなどにも交換することも可能ですので、あまりスタンプを使わない人にも無駄になりません。
初月の月額基本料無料
LINEモバイルでは契約初月の月額基本料金は無料です。
最初に契約手数料などで意外とお金がかかることを考えると、地味ですが嬉しいサービスです。
ただ、「他の格安SIMとの比較するため無料期間中だけ契約」するというのは、できませんのでご注意ください。
というのも、一カ月だけの契約の場合「初月の月額基本料無料」が適用されず、普通に一か月分の料金が請求されてしまいます。
LINEアカウントの年齢認証
LINEアカウントの年齢確認ですが、現状、大手キャリアとLINEモバイルの契約者のアカウントのみでしか行えないルールになっています。
つまり、LINEモバイル以外の格安SIMユーザーはLINEがアカウントを作った場合、年齢確認ができないのです。
すでにLINEのアカウントを持っている方が多いため、LINEのアカウントを作る機会は滅多にないでしょ。
しかし、アカウント乗っ取り被害などもあるので、一応、頭の片隅に置いておきましょう。
LINEモバイルの弱み
では、LINEモバイルの持つ弱みはどういったものがあるでしょうか。
今度はデメリットを見ていきましょう。
iPhoneの取り扱いなし
LINEモバイルがUQモバイルに対して劣る点の一つは、取り扱い機種が少ないことです。
一番分かりやすいところでいえば、LINEモバイルではiPhone系の取り扱いはありません。
なお、iPhone系の取り扱いがないのは、LINEモバイルのSIMだとiPhoneは使えない、ということを意味しているのではありません。
Wi-Fiルータの取り扱いなし
さらさらに、LINEモバイルではWi-Fiルータの取り扱いもありません。
なお、このことはWi-FiルータはLINEモバイルでは使えない、という意味ではありません。
LINEモバイルのカウントフリーはWi-Fiルータにも適用されるため、むしろ相性は良いくらいです。
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UQモバイルの強み・弱み
続いては、LINEモバイルに対するUQモバイルの強みと弱みを見ていきます。
UQモバイルの強み
まずは、UQモバイルの持つ優位点を見ていきたいと思います。
取り扱い機種の多さ(iPhoneもあり)
UQモバイルの強みは取り扱い機種の多さです。
LINEモバイルでは取り扱いのなかった、Wi-Fiルータ、そしてiPhoneSEなどのiPhone系も取り扱っています。
Androidスマホに関しても、AQUOSやarrows、ZenFoneといった、他の格安SIMでもよく見るモデルだけなく、DIGNOやAlcatelなど、他の格安SIMではあまり見られない機種もあります。
データ無制限プラン
UQモバイルはSIMのみの購入の場合、データ無制限プラン、つまり一カ月でどれだけ使っても定額のプランを選択することが可能です。
そして、その値段ですが、通話SIMでも月2680円、データのみであれば、月1980円です。
LINEモバイルではデータ専用SIMの10Gで契約した場合、月2640円であることを考えると、破格のコストパフォーマンスを持っています。
なお、このデータ無制限プランについて、通信速度は500kpbsである、という点と3日で6GB以上使うと速度制限がかかる場合がある、という注意事項が公式サイトには書かれています。
しかし、実際のところ、安定して1Mbps以上の通信を記録しているという方が多く「公称値が実際を下回っている」と評判です。
そして、3日間で6GBの通信というのは通常のスマートフォンの使い方ではまず発生しないため、この制限はあってないようなもの、と言えます。
家族みまもりパック
大手キャリアには絶対ありますよね。
お子さんのスマホの利用状況などを監視し、ネット上の危険からプロックしたり、位置情報を使って、おじいちゃんおばあちゃんが、どこかで迷子になっていないか調べられる機能が。
残念なことに格安SIMの場合、この手の家族の安全を守る機能を用意しているところは極めて少ないです。
そして、格安SIMでは珍しい、家族の安全を守る機能を持っている貴重な格安SIMの一つがUQモバイルです。
UQモバイルの弱み
次は、UQモバイルが持つ、LINEモバイルに対する弱点を見ていきましょう。
二年縛り
UQモバイルの弱点はなんといっても二年縛りです。
最低利用期間以内での解約、更にスマホ本体とセット契約のプランの場合、契約満了月の翌月以外の解約時に、9500円の手数料が取られます。
LINEモバイルに最低利用期間以内の解約には解約手数料が発生しましたが、あちらは一年でしたので、UQモバイルは倍の期間拘束されると言えます。
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で、LINEモバイルとUQモバイルどっちの方が良いの?
みなさんが気にしているのは、「結局、LINEモバイルとUQモバイルのどっちの方が良いのか」だと思います。
結論から言えば、ケースバイケースです。
そこで、それぞれに向く人のタイプ訳をしてみました。
LINEモバイルが合う人
LINEモバイルに向く方はLINEを筆頭にSNSの利用頻度が高い人です。
カウントフリーが活きてくるでしょう。
もらったLINEポイントでスタンプを充実することもでき、無駄なく有効活用できます。
そういった意味で、若い独身の方には特におすすめです。
UQモバイルが合う人
UQモバイルはauのサブブランドという位置づけであるため、家族みまもりパックのような大手キャリアに似た仕組み、サービスが多いです。
通信費を減らすために、家族みんなで大手キャリアから格安SIMに乗り換えるけれど、大手キャリアのサービスと同じようなサービスがあると嬉しい、といった家族持ちの方はUQモバイルの方がニーズに合うでしょう。
まとめ
今回は、LINEモバイルとUQモバイルの比較を行いました。
LINEモバイルはLINEが運営するのに対し、UQモバイルはauのサブブランドとしてKDDIが運営している、という非常に大きな違いがあります。
そのため、典型的な格安SIM的サービスを展開しているのLINEモバイルに対して、UQモバイルは大手キャリアに似たサービスを展開している、という方向性の違いがあります。
どちらの方が良いか、利用する方の利用する状況によって変わりますので、自分の使い方をよく考えてから契約するのが良いでしょう。