山でスマホが必要なの?と思うかもしれませんが、綺麗な景色や珍しい生き物を見つけたら写真を撮りたくなりますよね。
写真を撮ったら直ぐにSNSにアップできたらとても便利です。
いざという時に、GPSアプリや地図アプリなどが使えたり外部との連絡が取れるスマホは登山ではお守りのような存在です。
そこで気になるのは、格安SIMは山間部でも繋がるのかというところです。
今回は、山間部や山奥でも快適にスマホを使うための情報をご紹介します。
Contents
キャリアの対応エリアなら格安simでも繋がる!
格安SIMは、対応エリアが狭いというイメージはありませんか?
でも、格安SIMを扱っているMVNOはキャリアのdocomoやauの通信網を借りて営業しているのでキャリアが対応しているエリアなら山間部でも海辺でも繋がりますよ。
端末の対応バンドが重要
山間部でスマホが繋がるか繋がらないか、という問題は格安SIMには関係ありません。
大切なのは、端末の対応バンドになります。
LET
docomo回線の格安SIM対応主要バンド
LTEバンド | Band1 | Band3 | Band19 |
周波数 | 2.1GHz | 1.7/1.8GHz | 800MHz |
備考 | 必須 | ※ | プラチナバンド |
au回線の格安SIM対応主要バンド
LTEバンド | Band1 | Band18 | Band26 |
周波数 | 2.1GHz | 800MHz | 800MHz |
備考 | 必須 | プラチナバンド | プラチナバンド |
Band1は、全ての格安SIMで対応しているバンドになります。
プラチナバンド(700~900MHz帯の電波)は、他の周波数と比べて空気中の水分を受けにくいのが特徴です。
山間部やビルなど障害物が多い場所でもよく電波が届くので、登山に携帯するならプラチナバンドに対応している端末をおすすめします。
※Band3に対応していると通信が高速になりますが、東名阪エリアと範囲が限られています。
3G
docomo回線の格安SIM対応主要バンド
LTEバンド | Band1 | Band6 |
周波数 | 2.1GHz | 800MHz |
備考 | 必須 | プラチナバンド |
au回線の格安SIM対応主要バンド
LTEバンド | Band1 | Band11 |
周波数 | 2.1GHz | 1.5GHz |
備考 | 必須 |
ドコモ回線は3GのW-CDMAの規格を、au回線はCDMA2000の規格を利用しています。
3Gではau端末だとプラチナバンドが使えないのでおすすめしません。
docomo端末でも、Band6のFOMAプラスエリアに対応してないと山間部での通話は難しいでしょう。
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山間部エリアを広くカバーしているキャリアは?
LET
日本アルプス付近のLET対応エリアです。
上のマップがdocomonで、赤く染められている箇所がLET(PREMIUM4G)エリアでです。橙に染められている箇所がLETエリアになります。
下のマップの赤く染められている箇所がauの4GLET対応エリアです。
橙に染められている箇所はau VoLTE非対応機種は音声通話が出来ません。
3G
日本アルプス付近の3G対応エリアです。
上のマップがdocomonで、ピンクに染められている箇所がFOMA(3G)エリアでです。橙に染められている箇所がFOMAプラスのエリアになります。
下のマップのピンクに染められている箇所がauの3G対応エリアです。
薄ピンクに染められている箇所はEIN HIGH SPEEDに対応していません。
docomoとauのLET・3G対応エリアを見てみると、両者ともほぼ同じかauのほうが対応エリアが広いように感じます。
登山にはdocomo端末がおすすめ
登山にはau端末のほうが良いのか・・というと、そうではありません、
2010年8月号の月刊『山と溪谷』に掲載された山小屋においてのキャリアの電波状況は、docomo端末が高評価になっています。
4Gのサービスが始まる前の情報になりますが、3Gの山小屋における電波状況はdocomoが優勢です。
一般的に、4Gより3Gのほうが障害物に強いと言われています。
登山に携帯するなら、au端末より3Gで強いdocomo端末を選択することをおすすめします。
また、docomoの公式ホームページでは「携帯電話がご利用いただける登山道」を検索できます。
地域を指定して「検索」をクリックするだけで山名・都道府県名・スポット名が出てきますのでとても便利です。
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DSDS対応端末なら安心
登山にはdocomo端末がおすすめとはいっても、いざ繋がらないときのことを考えるとまだまだ不安だ・・!という人にはDSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)対応端末がおすすめです。
DSDS対応端末なら、2枚のSIMカードをセットできるので、docomo系の格安SIMとau系の格安SIMを挿入すれば両方の回線を持ち歩けるので安心です。
DSDSスマホは格安SIMでも使えるの?
au系の格安SIMが利用できるDSDS対応のスマホはあまり多くありません。
・ZenFone 3
・HUAWEI nova
などはau系の格安SIMが利用できます。
また、au系の格安SIMは4Gデーータ通信専用となります。
この場合、必然的にdocomo系の格安SIMが3Gの音声通話・SMS専用となります。
4Gネットワークが必須となるau系の格安SIMを音声通話に使いたければ、自ずとデータ通信用のSIMとして指定する必要があるのだ。
引用:DSDS対応のSIMフリースマホ、使うならここに注意-日経トレンディネット
登山用GPSアプリ「ジオグラフィカ」
Geographica(ジオグラフィカ)は、オフラインでも使えるキャッシュ型GPSアプリです。
携帯が圏外であっても地図を表示してGPSナビゲーションをしてくれるので登山前に「ジオグラフィカ」をインストールすることをおすすめします。
まとめ
山間部や山奥で使えるスマホを選ぶには、対応バンドを選ぶのが重要だということが分かりました。
au端末より、3Gで繋がりやすいdocomo端末を選択することが大切です。
DSDS対応端末のスマホを新規に購入するなら、au系格安SIMとしてUQモバイルをおすすめします。
万が一電波が届かなくなっても慌てないように、事前にGPSアプリ「ジオグラフィカ」をインストールしておきましょう。
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当サイトおすすめの格安simは?

当サイトでおすすめしている格安simはこちらになります。
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UQモバイル
1位はUQモバイルです。格安simの一番の問題点は通信速度ですが、UQモバイルはau、ドコモ、ソフトバンク並みの通信速度でストレスなく使用可能です。
TVコマーシャルを展開するなど、企業としての母体がしっかりしていて、安心感があるのも魅力の一つですね。
まずは検討してみる価値があるMVNOではないでしょうか。
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BIGLOBEモバイル
2位はBIGLOBEモバイルです。エンタメフリープランはかなり使い勝手が良く、YouTube、Google Play Music、Apple Music、AbemaTV、Spotifyの利用にかかるデータ通信がカウントされません。
動画視聴は特に通信容量を消費するので、エンタメフリープランを駆使すれば定額、低容量のプランでも十分に対応できます。
母体はあのBIGLOBEですし、安定感も魅力の1つではないでしょうか。
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LINEモバイル
3位はLINEモバイルです。
コミュニケーションフリープランはLINE、Twitter、Facebook、InstagramのSNSやLINE MUSICで使用した通信量がその月にカウントされないので、SNSをする人にはピッタリです。
また、その名の通り、LINE関連の使い勝手が良いというのも人気の1つになっています。LINEユーザーにはお勧めのMVNOとなっています。
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U-mobile
テザリングや動画視聴などで月に大量のデータ通信を行う人にはU-mobileがおすすめです。
高速通信使い放題のデータ通信無制限プランは月額料金も2980円と安いですし、毎月最新の映画が1本無料で見られるサービスもあります。
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