格安SIMに乗り換える人が増えている中、その波に乗り切れていないのがソフトバンクユーザーではないでしょうか。

その理由は、ソフトバンク回線を使える格安SIMが極端に少ないこと。

IIJmioでも利用できるのはドコモとauの回線だけで、ソフトバンク回線は用意されていません。

では、ソフトバンクからIIJmioへ乗り換えるにはどうしたらよいのでしょうか?

そこで、今回はソフトバンクからIIJmioへの乗り換えの注意点と手順についてご説明しましょう。

IIJmioとソフトバンクどっちがお得?

乗り換えの手順をご説明する前に、IIJmioとソフトバンクどっちがお得なのか?料金面などで比較してみました。

一人で利用する場合

一人で利用する場合をほぼ同じ内容のプランで比較すると毎月の料金は次のようになります。

ソフトバンクをひとりで利用する場合の料金は

[料金設定の条件]

・スマ放題ライト…5分以内の通話し放題

・データ定額ミニ…データ容量1GB

・ウェブ使用料…メールやウェブを利用する際に申し込みが必要なサービス料金

料金(税抜)
スマ放題ライト 1,700円
ウェブ使用料 300円
データ定額ミニ(1GB) 2,900円
毎月の利用料金 4,900

※このほか、端末代金が必要になる場合があります

※長期継続特典で利用料金が割引になる場合もあります

IIJmioをひとりで利用する場合の料金は

[料金設定の条件]

・音声通話付きSIM・ミニマムスタートプラン…3GB(2018年5月8日まで6GB)

・みおふぉんダイヤル通話定額オプション…誰とでも3分&家族と10分以内の通話し放題

料金(税抜)

 

音声通話付きSIM 1,600円
通話定額オプション(誰とでも3分&家族と10分以内) 600円
キャンペーン割(2018年5月8日まで) -300円
毎月の利用料金 1,900

※このほか、端末代金が必要になる場合があります

IIJmioの月額料金は1,900円。キャンペーンが終了しても2,200円と、ソフトバンクの4,900円と比べると1ヶ月で約3,000円もの差があります。

しかもデータ容量はソフトバンクは1GBに対して、IIJmioは3GB。2018年5月8日まではキャンペーン期間中で6GBも使えます。

 

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家族で利用する場合

ソフトバンクを家族3人で利用する場合の料金は

[料金設定の条件1]

・家族データシェア…15GB

・スマ放題ライト…5分以内の通話し放題

・ウェブ使用料…メールやウェブを利用する際に申し込みが必要なサービス料金

代表となる人(税抜) 子回線(税抜) 子回線(税抜)
家族データシェア15GB 12,500円 500円 500円
ウェブ使用料 300円 300円 300円
スマ放題ライト 1,700円 1,700円 1,700円
小計 14,500円 2,500円 2,500円
毎月の利用料金 19,500円(一人当たり6,500円)

※このほか、端末代金が必要になる場合があります

※家族データシェア10GBの場合は、スマホ放題ライトの申し込みはできません。

[料金設定の条件2]

利用するデータ容量が少ない場合は、一人で利用の場合と同じ条件の方が料金は安くなります。

スマ放題ライト1,700円+データ定額ミニ(1GB)2,900円+ウェブ使用料300円

=4,900円×3人=14,700円

IIJmioを家族3人で利用する場合の料金は

[料金設定の条件]

・ファミリーシェアプラン10GB(※2018年4月1日から12GBに増量)

・音声通話付きSIM

・通話定額オプション…誰とでも3分&家族と10分かけ放題

代表となる人(税抜) 子回線(税抜) 子回線(税抜)
ファミリーシェアプラン(10GB) 2,560円
音声通話機能付帯料 700円 700円 700円
通話定額オプション

誰とでも3分&家族と10分

600円 600円 600円
小計 3,560円 1,300円 1,300円
毎月の利用料金 6,160円(一人当たり2,053円)

 

上記のとおり、家族3人で利用する場合のソフトバンクとIIJmioの料金を比較すると、IIJmioの3人分の料金がソフトバンクの1人分の料金とほぼ同じ。3人分で比べると1万円以上も差があります。

ソフトバンクでは学割やキャンペーンなども行っているので、キャンペーンなどを適用するとその差は少し縮まるかもしれません。ただ、1万円の差を埋めるのは難しいでしょう。

ソフトバンクからIIJmioに乗り換えるには?

このように料金面で見ると、ソフトバンクに比べるとIIJmioの月額料金は圧倒的に安く、お得です。

では、実際にソフトバンクからIIJmioに乗り換えるにはどうしたらよいのでしょうか?

IIJmioへの乗り換え【端末篇】

ソフトバンクからIIJmioに乗り換えるにあたって、まず確認が必用なのは利用する端末のことです。

ソフトバンクからIIJmioに乗り換える際、使う端末は次の3種類が考えらえます。

・ソフトバンクで使っていた端末をそのまま使う

・IIJmioの端末セットを申し込む

・SIMフリースマホを購入する

ソフトバンクの端末を使うにはSIMロック解除が必要

ソフトバンクの端末をIIJmioで使うには、SIMロックの解除が必要です。

ただ、SIMロックが解除できる機種でも、IIJmioで使用が可能か「動作確認済み端末一覧」で事前に確認しましょう。

IIJmio動作確認済み端末一覧

SIMロック解除の条件は?

ソフトバンクで端末のSIMロック解除をしてもらうには、次の条件があります。

端末購入方法 SIMロック解除可能期間
分割払いで購入した場合 分割支払いの精算が終わっていない 機種購入日から101日目以降

 

分割支払いの精算が終わり

支払い確認が済んでいる

支払い確認が済んだ即日
一括払いで購入した場合 一括購入割引などの適用

なし

一括払いの支払確認後から

 

一括購入割引などの適用

あり

機種購入日から101日目以降
Softbankを解約済み 解約後90日以内

ソフトバンクでSIMロック解除可能な機種は?

2018年2月現在、ソフトバンクでSIMロック解除機能を搭載した機種は次のとおりです。

iPhone iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SE、iPhone 6s、iPhone 6s Plus
iPad 10.5インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro、9.7インチiPad、9.7インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro(第1世代)、iPad mini 4
スマートフォン Android One S3、Xperia™ XZ1、AQUOS R compact、Xperia™ XZs、AQUOS R、HTC U11、AQUOS ea、DIGNO® G、Xperia™ XZ、STAR WARS mobile、AQUOS Xx3 mini、シンプルスマホ3、DIGNO® F、Xperia™ X Performance、AQUOS Xx3、AQUOS Xx2 mini、AQUOS Xx2、Nexus 6P、Xperia™ Z5、AQUOS CRYSTAL 2、AQUOS Xx、Xperia™ Z4、Galaxy S6 edge

(2015年4月までに発売された機種)

BLADE Q+、301F、201HW、009Z、008Z

ケータイ DIGNO® ケータイ2、AQUOS ケータイ2、DIGNO® ケータイ、かんたん携帯9、AQUOS ケータイ、かんたん携帯8、COLOR LIFE 5 WATERPROOF
タブレット Lenovo TAB4、MediaPad M3 Lite s、Lenovo TAB3、MediaPad T2 Pro、Lenovo TAB2

SIMロック解除の方法は?

ソフトバンクのSIMロック解除には、次の2つの方法があります。

【My SoftBankで手続き】

端末からMySoftbankにログインしてからSIMロック解除をする

手数料は無料

【ショップで】

ソフトバンクショップでSIMロック解除をしてもらう

手数料3,000円

なお、SIMロック解除に関する詳細はこちらをご参照ください

simロック解除の方法が分からない!|そもそもsimロック解除って必要なの?

ソフトバンクのiPhone6sがSIMロック解除で使えることは実証済み

IIJmioのHPには、iPhoneでIIJmioのSIMが使えるか検証をした結果が掲載されています。

ドコモのiPhoneはSIMロック解除しなくても、5S以降の全てのiPhoneがIIJmioのSIMで回線をキャッチしました。

ソフトバンクもiPhone6sでは、SIMロック解除することで使えることが実証されています。

 

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IIJmioで扱っている端末は?

SIMロック解除が面倒、乗り換えと同時に端末も変えたい、という方はIIJmioで端末セットを申し込むという方法があります。

2018年3月7日現在、IIJmioで扱っている端末は以下のとおりです。

価格
nova lite2 21,800円
AQUOS R compact SH-M06 59,800円
CAT S60 79,800円
ZenFone 4 Selfie 26,800円
ZenFone 4 Max 23,800円
AQUOS sense lite SH-M05 29,800円
Mate 10 Pro 79,800円
ZenFone 4 カスタマイズ 34,800円
Moto X4 52,800円
Moto G5s 24,800円
ZenFone 4 Pro 79,800円
honor 9 39,800円
Moto G5s Plus 36,800円
ZenFone 4 56,800円
ZenFone 4 Selfie Pro 39,800円
arrows M04 32,800円
ZenFone Live 16,800円
Moto Z2 Play 49,800円
ZenFone AR 79,800円
ZenFone Zoom S 52,800円
P10 lite 26,800円
NuAns NEO [Reloaded] 39,800円
P10 57,800円
P10 Plus 64,800円
Blade V8 29,800円
CAT S40 39,800円
GRANBEAT 79,800円
VAIO Phone A 16,800円
nova lite 19,800円
SHINE LITE 9,800円
AQUOS SH-M04-A 24,800円
arrows M03 19,800円
IDOL4 19,800円
ZenFone 3 32,800円
ガラケーSH-N01 19,800円
タブレット

YOGA BOOK

52,800円
タブレット

MediaPad M3 Lite 10

29,800円
タブレット

ZenPad 10

24,800円
タブレット

ZenPad 3 8.0

32,800円

IIJmioへの乗り換え【手続き篇】

ソフトバンクからIIJmioへ乗り換える際、使っていた電話番号をそのまま引き継ぎたい場合は、MNP手続きが必要です。

MNP手続(転出)

MNP予約番号の発行手続は、ソフトバンクショップかMNP問い合わせ窓口(電話)で行うことができます。

電話番号:ソフトバンク携帯から*5533 または0800-100-5533(無料)

受付時間 9:00~20:00

電話で発行する場合は口頭で番号が告げられるので、メモの準備をしておきましょう。なお、この手続きには手数料3,000円がかかります。また、MNP予約番号の有効期間は15日間ですのでご注意ください。

IIJmioへの申し込み方法

IIJmioへの申し込み手続きはこちらをご参照ください。

 

IIJmioの新規申込手順についてまとめてみました!

 

まとめ

ソフトバンクと比較するとIIJmioの料金はかなり安く、魅力的です。

ただ、IIJmioはソフトバンク回線を利用していないので、乗り換えるにはSIMロック解除が必要など、少々面倒な印象を受けます。

ただ、IIJmioの端末セットプランを利用したり、SIMフリー端末を購入する方法もありますし、SIMロック解除もやってみれば意外と簡単かもしれません。

なんといってもIIJmioの料金の安さは魅力的ですから、自分に合ったIIJmioのプランを見つけて乗り換えにチャレンジしてみてはいかがでしょう?