FUJITSU arrows M03は2016年7月に発売されたSIMフリー端末です。
多くの名機種を作ってきた富士通から発売されたmaid in Japanの純国産SIMフリー端末ということもあり、FUJITSU arrows M03の人気は高いですが、その一方で悪い評判や注意点も聞こえてきています。
デメリットをどう捉えるかはその人次第ですが、少なくともそれを知った上で購入をして欲しいと考え、今回はとくに悪い評判や注意点を中心にまとめましたので、紹介します。

複数のMVNOが取り扱っている人気端末ですが、実際のところはどうなのでしょうか?
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Contents
FUJITSU arrows M03の悪い評判・注意点
FUJITSU arrows M03の悪い評判や注意点、欠点をまとめました。
いずれも格安SIMフリー端末故のデメリットとなりますが、購入時に「こんなはずじゃなかった」と思う前に確認しておくとよいでしょう。
正直ロースペック
FUJITSU arrows M03に搭載されているのはQualcomm Snapdragon 410 MSM8916という2013年に発表された低価格向け発売されたCPUです。
四年前のローコストロースペックCPUでも、メール、電話、ちょっとしたネット検索にYouTube、地図アプリといった必要最低限の機能であれば、使えるでしょう。
しかし、やはりロースペックCPUですので、100%の快適さは難しいかもしれません。
少なくとも、FUJITSU arrows M03で最新の3Dゲームを快適にプレイするのは難しいでしょう。
ゲームをしたい方や、スマホを操作していてちょっとでもカク付くとストレスに感じる方は他の上位機種をおすすめします。
ROM容量が小さい
ROMは記憶装置とも言いますが、アプリや撮った写真・動画を保存するのはもちろん、システムを構成するandroidそのものも、この記憶装置の中に保存されています。
その大切なROMがFUJITSU arrows M03にはたったの16GBしかありません。
買ったときは、多少の空きがありますが、使っていくうちに自然とデータが溜まっていって、新しいアプリをインストールしたり、写真が撮れなくなるかもしれません。
特にFUJITSU arrows M03は日本独自の機能があり、最初からインストールされているアプリも海外メーカー製SIMフリー機より多いようですから、ROMの空き容量は気になるところです。
一番、困るのは、androidのバージョンアップやシステムのバグが見つかったときに行われるアップデートが容量不足のために実施できなくなり、結果的にハードウェアとしては使えるけれど、セキュリティー上使わない方が良い状態にFUJITSU arrows M03がなるかもしれません。
もちろん、FUJITSU arrows M03はMicro-SDスロットを搭載しているので、画像などは本体のROMを使わずMicro-SDに逃がしてあげることは可能です。
ただ、ROMの容量に不安を感じる方は上位機種を選ぶことをおすすめします。
バッテリーも少ない
FUJITSU arrows M03のバッテリー容量は2580mAhしかありません。
最新機種の多くが3000mAhになっていることや、更にバッテリー容量が多いロースペックCPU搭載機種もある中で、FUJITSU arrows M03の2580mAhは魅力的な数値とは言えませんし、実際に利用していて、最新機種の割には期待していたほど電池持ちしない、という意見もあります。
スマホを触っている時間が長い人など電池持ちに不安を感じる人は、他の端末を検討することをおすすめします。
指紋センサーがない
FUJITSU arrows M03には最新機種では標準装備となりつつある、指紋センサーがありません。
指紋センサーでロック解除ができる機種を使っていた人が乗り換えると、使いにくいと感じるでしょう。
指紋センサーが必須と考える方には他の上位機種をおすすめします。
SIMスロットが一つだけ
最近のSIMフリー端末はSIMスロットが二つあるモデルが多くなってきましたが、FUJITSU arrows M03はSIMスロットが一つしかありません。
スロットが一つしかなければ、当然、DSDS (デュアルSIM・デュアルスタンバイ)に非対応です。
DS(デュアルSIM)環境が必要でDSDS (デュアルSIM・デュアルスタンバイ)ならなお良いと考える方は、FUJITSU arrows M03ではなく他の上位機種をおすすめします。

人気端末故なのか、色々な口コミが集まっています。ロースペックなので、ゲームをする人には向かないかも
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FUJITSU arrows M03の評価
以上のような悪い評判や注意点はありますが、FUJITSU arrows M03は富士通が大手キャリア向けモデルをベースにSIMフリー化した端末であり、他の海外メーカー製SIMフリー端末には搭載されていないようなワンセグチューナーやおサイフケータイ機能が搭載されている点で差別化されており、魅力もある端末です。
そして、なによりmade in Japanの文字が入った純日本製スマホです。
そういったカタログスペック上に現れない日本メーカー製品らしい機能性がFUJITSU arrows M03の強みです。
古い大手キャリアのスマホの買い替えを考えている方や、初めてスマホを購入するシニア層におすすめしたい機種です。

どこでもテレビを見たい人やおサイフケータイに慣れている人にはオススメの端末です。どちらかというと初心者向けのイメージですね。
FUJITSU arrows M03のスペック
前述のとおり、CPUが非力であったりROM容量、バッテリー容量が小さいなどカタログスペック上はあまり良い印象を持てません。
カタログスペック上に現れにくい、日本メーカーらしい機能性が売りの端末なので、仕方がないのかもしれませんし、購入する方も日本メーカーらしい機能でFUJITSU arrows M03を選ぶ方が多いので、あまり重要な問題ではないのかもしれません。
ちなみに、多くのSIMフリー端末がau回線では電話ができない中、au VoLTE対応SIMを利用すればという条件はありますが、au系SIM回線でも電話機能が使える点は、流石に日本メーカー製だなと思います。
メーカー | 富士通 |
価格 | 32,800円(税抜き) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 410 MSM8916 4コア |
OS | Android 6.0 |
RAM | 2GB |
ROM | 16GB |
バッテリー | 2,580mAh |
連続待受 | LTE/640時間、3G/780時間 |
カメラ画質 | 背面:1310万画素 前面:500万画素 |
通信(LTE) | LTE (B1/B3/B8/B19/B26) 3G (B1/B5/B6/B8/B19) GSM/EDGE (850/900/1,800/1,900MHz) |
対応回線 | ドコモ、ソフトバンク、au |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n |
Bluetooth | v4.1 |
テザリング | ○ |
入出力端子 | micro USB type B |
micro SD スロット | ○ |
SIMカード | nano SIM×1 |
サイズ | 144mm × 72mm × 7.8mm |
画面サイズ | 5.0インチ 1,280×720ドット (HD) IPS ゴリラガラス③ |
重量 | 141g |
本体カラー | ブラック,ホワイト,ピンク (楽天モバイル専売:シャンパン・ゴールド、mineo専売:グリーン) |
販売店 | BIGLOBE SIM DMMモバイル 楽天モバイル イオンモバイル IIJmio mineo NifMo BIGLOBE UQモバイル |
まとめ
すでに上でも書いていますが、FUJITSU arrows M03の性能は低く、スペックでスマホを選ぶ人にとっては候補になりにくい端末です。
しかし、機能でスマホを選びたい方にとっては日本を代表するメーカーの一つである富士通が、docomoなどの大手キャリア向け機種をベースにSIMフリー端末にしたFUJITSU arrows M03は有力な候補の一つになるでしょう。
スマホでゲームなどの処理の重い作業はしないけれど、ワンセグチューナーがあると便利だとか、おサイフケータイを使いたい、もっといえば、made in Japanの安心感を得たい、という方にはFUJITSU arrows M03を強くおすすめしたいです。
FUJITSU arrows M03はUQモバイルで購入するとお得!
FUJITSU arrows M03は色々なMVNOで取り扱っていますが、特にUQモバイルで申し込むとお得です。
端末セットで申し込むと最大1万円以上のキャッシュバックキャンペーンを展開しているので、一度ご検討いただければと思います。

特に三大キャリアからの乗り換えを検討している方には種々の機能で遜色のないUQモバイルをおすすめします。
UQモバイルを申し込む

三大キャリアなどは格安スマホはネット申し込みが難しいと言ってますが、驚くほど簡単に申し込みができるんですよ!
申し込みから利用開始までの大まかな流れ
UQモバイルをWEBから申し込んで、実際に使い始めるまでの大まかな流れは次のようになっています。
必要な書類等をあらかじめ用意しておきましょう
スムーズに手続きを進めるために、申し込みに必要な書類等はあらかじめ用意しておくことをおススメします。
連絡が取れるメールアドレス
キャリアから格安SIMに乗り換えると、これまで使っていたドコモやau、ソフトバンクのメールアドレスは利用できなくなります。
そのため、申し込みには、YahooやGmailなど乗り換え後も利用可能なメールアドレスを作っておく必要があります。
本人名義のクレジットカード
UQモバイルの申し込みには、申込者本人名義のクレジットカードが必要です。
利用できるクレジットカードは、VISA、MasterCard、JCB、American Express、DINERSで、デビットカードは利用できませんのでご注意ください。
本人確認書類
本人確認書類は以下のとおりです。
・運転免許証
・パスポート(日本国旅券) (有効期限内のもので、現住所が記載されているもの)
・身体障がい者手帳または療育手帳 または精神障がい者保健福祉手帳 住所の記載のあるもの
・特別永住者証明書(有効期限内のもの)
・在留カード
・健康保険証+補助書類(補助書類は、住民票や公共料金領収証などです)
MNP予約番号
今の携帯電話番号をそのまま使いたい場合は、契約中の携帯会社の窓口、または受付店でMNP予約を申し込み、MNP予約番号を受け取る必要があります。
MNP予約番号の有効期限は予約当日を含めて15日間ですが、WEB申し込みする場合は、MNP予約番号の取得日から2日以内に手続きが必要です。
契約中の携帯電話会社 | Webから | ケータイ/一般電話から |
NTTドコモ | iモード
i-menu→お客様サポート→お申し込み・お手続き→各種お申し込み・お手続き PCサイト MyDoCoMo( http://www.mydocomo.com ) →ログイン 受付時間:24時間 システムメンテナンス時間などは除く |
ケータイから 151 |
一般電話から 0120-800-000 |
||
受付時間:9:00~20:00 | ||
ソフトバンク | Yahoo!ケータイ
TOP→My Softbank→各種変更手続き→MNP予約関連手続き 受付時間:9:00~21:30 |
ケータイから *5533 |
一般電話から 0800-100-5533 |
||
受付時間:9:00~20:00 | ||
ディズニーモバイル | Disney Web
TOP→My Softbank→各種変更手続き→MNP予約関連手続き 受付時間:9:00~21:30 |
ケータイから *5533 |
一般電話から 0800-100-5533 |
||
受付時間:9:00~20:00 | ||
au 沖縄セルラー |
EZweb
TOP→auお客さまサポート→申し込む/変更する→au携帯電話番号ポータビリティ(MNP) 受付時間:9:00~21:30 |
ケータイ・一般電話から 0077-75470 |
受付時間:9:00~20:00 |
UQモバイル WEB申し込みの方法
必要な書類等が準備できたら、UQモバイルのHPから申し込みの手続きをしましょう。
希望の商品を選択する
UQモバイルのHPを開き、「端末とSIMカードをセットで申し込む場合」は、希望の端末の横または下にある緑の「新規お申し込みはこちら」のボタンをクリックします。
「SIMカードのみ」(スマートフォンは自分で用意)の阿合は、対応するSIMの横または下の緑のボタン「新規お申し込みはこちら」のボタンをクリックします。
申し込み内容を選択します
次の画面で、契約方法(新規orのりかえ)、料金プランを選択します。
携帯番号をそのまま使う場合は、「のりかえ」になります。
また、料金プランはこの時までに決めておくことをおススメします。
オプション等を選択します
さらに、オプション契約について、年齢の確認、契約先を選択します。
契約先は沖縄県以外の方はUQを選択してください。
端末補償サービスなど、購入時のみしか加入できないオプションサービスもありますので、内容を確認したい場合は、チャットを利用するとよいでしょう。
申し込み内容を確認
申し込み内容を確認して、「ご購入手続きへ」をクリックします。
約款等の確認
約款等の確認画面が出ますので、確認をし、チェックを入れて、次に進みます。
申し込み情報の入力と確認
ここで、事前に準備したMNP予約番号の入力が必要になります。
その他、氏名など必要な情報を入力し、次へ進みます。
次の画面では、クレジットカード情報などを入力し、申し込み内容を確認して、申し込み完了となります。
記入する住所が本人確認書類(免許証など)と違っていたりすると、その後の手続が面倒になりますのでご注意ください。
また、ここで決める暗証番号は、今後の設定などでも使用しますので忘れないようにしましょう。
本人確認書類のアップロード
申し込み完了後、登録したメールアドレスあてにメールが届くので、案内に従ってスマートフォンなどで撮影した本人確認書類のデジタルデータを、次の手順でアップロードします。
①本人確認書類のタブから本人確認書類の種類を選択
②「ファイルを選択」ボタンをクリックし、あらかじめ保存しておいた書類画像を選択
③「運転免許証」「日本国パスポート」「健康保険証」いずれかをアップロードする場合は、「本人確認書類番号」欄に本人確認書類の番号を入力します
④「全て登録」ボタンをクリック
⑤アップロード完了画面が表示されたら完了です
発送と受け取り
申し込み手続きと本人確認が完了すると、登録した住所へ商品が発送されます。
初期設定をします
商品が届いたら、使い始めるために初期設定をする必要があります。
商品の確認
届いた商品の中身と契約内容に間違いがないか確認しましょう。
・契約の内容
・申込書原本
・重要事項説明書類
・SIMカード台紙
・端末本体、説明書(端末同時購入の場合)
SIMカードを台紙から取り外します
SIMカードの種類を確認した上で、SIMカードを台紙から取り外します。
SIMカードを取り付けます
台紙から取り外したSIMカードを取り付けます。
取り付けの際は、SIMカードを端末の電源をOFFにし、充電ケーブルなどすべてのケーブルを外して行ってください!
ネットワーク設定(ANP)が必要な場合もあります
端末の機種によっては、ネットワーク設定が必要な場合があります。
ANPが必要な機種かどうかは、UQモバイルのHPから確認することができます。
設定が必要な場合は、次の手順で行います。
①【設定】→無線とネットワークの【その他設定】 → 【モバイルネットワーク】→> 【高度な設定】→【APN】もしくは【CPA設定】を選択
(設定の場所や設定項目は、製品により異なるため、詳細は使用する製品の取扱説明書を確認してください)
代表的な設定項目名 | 設定値 |
APN名、アクセスポイント名 | uqmobile.jp |
APN、APN設定 | uqmobile.jp |
ID、ユーザーID、ユーザー名 | [email protected] |
Password、パスワード | uq |
認証タイプ、PPP認証タイプ、暗号タイプ | CHAP |
APNプロトコル | IPv4v6、IPv4/IPv6 |
APNタイプ | default, mms, supl, hipri, dun |
②【設定】→無線とネットワークの【その他設定】→ 【モバイルネットワーク】→ 【高度な設定】→ 【CPA接続】等を選択してください。
(製品によっては、①で指定したアクセスポイント名が表示される場合があります。アクセスポイント名が表示された場合は、作成したアクセスポイントを選択してください。)
③インターネットに接続が可能か確認します。
これで設定が終了です。
Web申し込みはお得で簡単!
Web申し込みをすると、Web限定のキャンペーンや特典を受けることができます。
この記事でご紹介してきたとおり、UQモバイルのWeb申し込みは、とても分かりやすく、初期設定についてもガイドもついてきますから、端末の操作に慣れていない方でも大丈夫!
万が一、困ったときには電話サポートもあります。
UQモバイルにしよう!と決めたら、簡単でお得なWeb申し込みをおススメします。