LINEモバイルとBIGLOBEモバイルは、どちらも格安SIMの中でも比較的、安い格安SIMに分類されます。
しかも、コミュニケーションツールとして、すっかり欠かせない存在になったLINEに、インターネット回線のBIGLOBE光と、すでに両社のサービスを使っている人が多い、という共通項もあります。
そこで、今回はBIGLOBEモバイルVS.LINEモバイル三番勝負として、どちらが優れているのか、比較してみたいと思います。
Contents
高速通信の安さ勝負
スマートフォンの基本はインターネットに繋がることです。
ということで、まずは高速通信の値段について、比較したいと思います。
LINEモバイル
LINEモバイルですが、料金は以下の通りになっています。
LINEモバイルと言えば、カウントフリーで大きな話題を集めましたが、1GBはLINEフリープラン、つまりLINE分はカウントフリーとなります。
そして、3GB以上はSNSカウントフリーとなり、LINE、Twitter、Facebook、そして話題のインスタグラムがカウントフリーとなります。
ですので、3GBと言いつつ、実際は3GB+カウントフリー分になる、というのがLINEモバイルの特徴です。
容量 | データSIM(SMS付き) | 音声通話SIM |
3GB | 1110円 | 1690円 |
5GB | 1640円 | 2220円 |
7GB | 2300円 | 2880円 |
10GB | 2640円 | 3220円 |
特記事項は最大容量プランが10GBということでしょうか。
大手携帯会社はもちろん、多くの格安SIM会社が、それより多い容量プランを用意していることを思うと、見劣りします。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルについて、まず一つお伝えしておくことがあります。
BIGLOBEモバイルはdocomo回線とau回線どちらかを選べます(データ専用SIMはdocomo回線のみ)。
すでにauを持っている方は、au回線で契約すると、通信バンドの心配せずに使えるため、大変におすすめです。
そして肝心のデータプランごとの料金は以下の通りです。
容量 | データSIM(SMSなし) | データSIM(SMS付き) | 音声通話SIM |
1GB音声通話 スタートプラン |
× | × | 1400円 |
6GB | 900円 | 1020円 | 1600円 |
3GB | 1450円 | 1570円 | 2150円 |
12GB | 2700円 | 2820円 | 3400円 |
20GB | 4500円 | 4620円 | 5200円 |
30GB | 6750円 | 6870円 | 7450円 |
微妙にLINEモバイルとBIGLOBEモバイルでは容量が違いますが、同じ容量の場合、BIGLOBEモバイルの方が安いです。
また、BIGLOBEモバイルにはシェアプランがあります。
シェアプランとは、1つの契約で複数のSIMカードを発行してもらうオプションです。
具体的に言えば12GBの契約に対して、家族4枚分のSIMを発行してもうら形です。
結果だけ見れば、3GBの契約×4と同じ意味を持つように見えますが、実際はまったく違います。
個別契約だと、お父さんの余った容量が無駄になる一方で、息子さんは容量不足で月末に低速になっていたのが、シェアプランであれば、お父さんの余った分を息子さんが使うことができるなど、個別契約より利便性が向上します。
勝者はBIGLOBEモバイル
LINEモバイルにはカウントフリーがあるといえども、容量当たりの単価、プランの幅、そそしてシェアプランの存在を考えると、高速通信料金についてはBIGLOBEモバイルの勝利と言い切って問題ないでしょう。
電話料金勝負
続いては、電話料金勝負です。
最近、家に電話を置かない人も増えているので、結構、気になる方も多いのではないでしょうか。
LINEモバイル
LINEモバイルの通話料金は、21.6円/30秒です。
といっても、実際はこの料金で払っている人はいないでしょう。
なぜならば、通話アプリ「いつでも電話」を使っているはずだからです。
このアプリで電話をすれば、10円/30秒になります。
また、月額880円で「10分電話かけ放題オプション」というのもあります。
このオプションは、定額制で、10分以内の電話であれば 0円、10分を超えた分は、10円/30秒となります。
BIGLOBEモバイル
一方のBIGLOBEモバイルの通話料金は、21.6円/30秒です。
といっても、やっぱり通話アプリ「BIGLOBEでんわ」を使って10円/30秒で通話している人が多いでしょう。
BIGLOBEモバイルの電話オプションは二種類あり、一つは3分以内の電話であれば 0円、3分を超えた分は、10円/30秒となる「BIGLOBEでんわ 3分かけ放題」、もう一つは、月60分の電話料金(1200円相当)が電話料金の請求から外される「BIGLOBEでんわ 通話パック60」です。
どちらのオプションも650円という安価さが売りです。
勝者はLINEモバイル?
額面だけ見れば、BIGLOBEモバイルの方が安いですが、200円しか差がないのに、かけ放題の時間が3倍違うのはやっぱり大きいと思うので微妙ではありますが、LINEモバイルの方がお得感があるように思います。
目玉ポイント勝負
最後は目玉ポイント勝負です。
それぞれのセールスポイントを一つ挙げて比較してみたいと思います。
LINEモバイル
LINEモバイルの目玉はなんといっても、LINEとの相性です。
最安プランであっても、LINEはカウントフリーですし、月額基本利用料の1%分のLINEポイントが付与されます。
このLINEポイントでLINEスタンプを購入することができます。
また、格安SIMでは通常不可能なLINEアカウントの年齢確認も、LINEモバイルに関してだけは年齢確認ができます。
逆に言えば、万に一つ、今のLINEアカウントが乗っ取られるなどして、再度アカウントを作成することになった際、LINEモバイル以外の格安SIMを使っていると、年齢確認のできていない制限付きのLINEアカウントになってしまいます。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルの目玉は、エンタメフリー・オプションです。
エンタメフリー・オプションは月額480円(データ専用SIMだと980円)のオプションです。
このオプションはカウントフリーの亜種で、エンタメ系サービスを使った場合の高速通信がカウントされないというものです。
「エンタメフリー・オプションのおかげで、一日10GB分のYouTubeを使っても、高速通信を使いきれない」など評判も上々です。
なお、2017年12月現在、以下の10サービスがエンタメフリー・オプションの対象です。
YouTube、 Google Play Music、 Apple Music、 AbemaTV、 Spotify、 AWA、 radiko.jp、 Amazon Music、 U-NEXT、 YouTube Kids
勝者は人それぞれ
どっちの方が良いかは、人それぞれとしか言い様がないです。
LINEを良く使う人はLINEモバイルの方が魅力的だと感じると思いますし、YouTubeで動画を見たり、Apple Musicで音楽を聴いたりするのが好きな人にはBIGLOBEモバイルの方が優れたものに感じるでしょう。
自分のスマホの使い方から、より良い方を選んでもらうと良いかと思います。
まとめ
今回は、LIENモバイルとBIGLOBEモバイルを比較しました。
どちらも格安SIMの中でも特に料金が安いグループに分類できる上に、エンタメ系SIMと呼べ、他の格安SIMと差別化されているのも特徴です。
見てきた通り、それぞれに得意・苦手がありますので、自分の使い方を考えて、合う方を選びましょう。
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