BIGLOBEモバイルと楽天モバイル、この二つの格安SIMは非常に似ています。
どちらも比較的、格安SIMの中でも安い部類に入る会社であり、非常に話題を集める目玉サービスを持っています。
今回は、その目玉サービスを含めて、それぞれの特徴をお伝えします。
Contents
楽天モバイルの優位点
まずは、BIGLOBEモバイルに対する楽天モバイルの優位性から見ていきます。
大きく分けて、以下の4っつです。
050データSIM
楽天モバイルには050データSIMという非常に特殊なSIMの取り扱いがあります。
楽天モバイルの目玉サービスと言えるのがが、このSIMです。
電話線ではなく、インターネットを使って電話を行う技術があるのですが、その技術用の特殊な電話番号は050始まりというルールになっています。
そして、この050データSIMとは普通のSMS付きデータ専用SIMに、楽天モバイルから050始まりの特殊な電話番号を割り当てたものです。
SMS付きデータSIMのため、料金は通話SIMよりずっと安いのに、(普通の電話ではないけれど)電話番号があるため電話もできちゃう、という優れモノです。
このSIMはBIGLOBEモバイルにはありません。
コースの豊富さ
楽天モバイルはコース設定の豊富さもメリットと言えます。
もともとは、「組み合わせプラン」しかありませんでした。
「組み合わせプラン」とは、SIM発行時に通話SIM、データ専用SIM、その中間と言える、楽天モバイルの特徴の一つである、050データSIMの三種類の中から一つのSIMを選びます。
そして、毎月の高速通信データ容量を0GB~30GBまでで設定された容量の料金を毎月、支払うしくみでした。
SIMの種類×高速通信データ容量を組み合わせて値段が決まるので、「組み合わせプラン」と呼ぶわけです。
しかし、2017年後半に新料金体系が発表されました。
その名も「スーパーホーダイ」と言います。
こちらはUQモバイルやY!モバイルといった、大手携帯会社のサブブランドと似ているというか、ほとんど同じ料金体系です。
つまり、プランごとに高速通信の容量が決まっていて、毎月固定料金で、そこだけ見ると、「組み合わせプラン」より高額です。
しかし、「スーパーホーダイ」で契約すると「組み合わせプラン」では850円のオプション料がかかる、“楽天でんわ5分かけ放題”に最初から加入している状態になります。
電話をそれなりにする方であれば、「スーパーホーダイ」を選んだほうがお得になります。
このように大きく分けて、二つの料金体系を持ち、自由度が高いのが楽天モバイルの強みです。
一方のBIGLOBEモバイルには、「組み合わせプラン」相当の料金体系しかありません。
実店舗あり
楽天モバイルの強みの一つとして、実際の店舗がある点です。
店舗で契約内容の更新などできませんが、契約前に、お店にある実物のスマホを試してから契約できたり、契約後も操作法で困ったときにスタッフに相談できる安心感はあります。
また、通話SIM契約時、お店のストックの中から好きな電話番号を選ばせてもらえることもあるため、070番号はできたら嫌だな、という方にもおすすめです。
楽天ポイント
楽天モバイルは楽天のサービスの一つなので、楽天スーパーポイントを貯められるだけでなく、楽天スーパーポイントで支払うこともできます。
しかも、利用先が決められているポイントでなければ、期間限定ポイントでも利用可能です。
貰ったのは良いけれど、使い道が思いつかず、今まで期限切れにしていたポイントを楽天モバイルの支払いに回すことも可能です。
ちなみに、楽天の上級会員向けの特典もあり、楽天のヘビーユーザーの利用者が多いのも納得です。
BIGLOBEモバイルの優位点
次は逆にBIGLOBEモバイルにあって、楽天モバイルにないメリットをご紹介いたします。
エンタメフリー・オプション
BIGLOBEモバイルの最大の目玉がエンタメフリー・オプションです。
エンターテイメント関連のサービス利用時は通信料カウントされない、というSNSカウントフリーの変種のようなオプションサービスです。
2017年12月現在、以下の10サービスがエンタメフリー・オプションの対象です。
YouTube、 Google Play Music、 Apple Music、 AbemaTV、 Spotify、 AWA、 radiko.jp、 Amazon Music、 U-NEXT、 YouTube Kids
au回線が選べる
楽天モバイルでは、docomo回線しか使えませんでした。
しかし、BIGLOBEモバイルでは、SMS付きデータSIMと通話SIMであれば、docomo回線だけでなくau回線を選ぶことも可能です。
今までauやUQモバイルなどのau系回線を使っていて、その時使っていたスマートフォンをそのまま使いたいと考えている方は、いわゆる通信バンドを気にせず使えるBIGLOBEモバイルのau回線コースを選ぶのがベターです。
また、多くの格安SIMが使っているdocomo回線よりも、比較的、利用格安SIM会社が少ないau回線の方が、速度が出る、という話もあります。
光☆SIMセット割
BIGLOBEモバイルを運営するBIGLOBEはお家のインターネットサービスを提供しています。
その、お家のインターネットがBIGLOBEでBIGLOBEモバイルのSIMの場合、適用されるのが、光☆SIMセット割です。
ちなみに、BIGLOBE会員には、ホテルや行楽施設の優待サービスや割引プランが提供される、まるでクレジットカード会社のゴールド会員向けサービスのような「BIGLOBE Club Off」があったり、いろいろ、おいしい特典があります。
WiMAX 2+対応ポケットWiFiルーター
楽天にもポケットWiFiルーターの取り扱いはありましたが、BIGLOBEモバイルはWiFiよりも、より通信速度の速いWiMAX 2+対応ポケットWiFiルーターを取り扱っています。
そのため、BIGLOBEモバイルで契約した方が、楽天モバイルで契約した時よりも、早いポケットWiFiルーターをゲットできます。
どっちがおすすめ?
結果的にどちらの方が良いのかですが、結論から申し上げますと、ケースバイケースです。
ただ、お家のインターネットがすでにBIGLOBEであったり、お家のインターネットも合わせて見直したい、と考えている方であれば、BIGLOBEモバイルの方をおすすめします。
逆にすでに楽天のサービスを日常的に使っている方であれば、楽天モバイル一択でしょう。
後は、それぞれの売り、楽天モバイルであれば050データSIM、BIGLOBEモバイルであればエンタメフリー・オプション、どちらの方が魅力を感じるかです。
まとめ
楽天モバイルとBIGLOBEモバイルの比較を行いましたが、どちらも欠点らしい欠点のない優秀な格安SIMです。
お悩み中の方は、今回、ご紹介した、それぞれのメリットを参考にしていただけると幸いです。
スポンサードリンク