数か月前、auのガラケーを使っていた私の友人がスマートフォンに乗り換えました。

でも、使い始めてその料金の高さにびっくり!すでに格安SIMへの再乗り換えを検討しているようです。

私の友人のように、同じスマホが安く使えるなら…と格安SIMへの乗り換えを考えている方も多いのではないでしょうか。

でも、乗り換え時期によっては余計な費用がかかってしまうこともありますし、今使っているスマホがムダになってしまうこともあるのです!

そこで、今回はauから格安SIMへの乗り換えの注意点と手順についてご説明しましょう。

auから格安SIMへの乗り換え注意点

まず、auから格安SIMへ乗り換えるにあたっての注意点を挙げてみました。

更新期間を逃すと違約金が発生!

auだけでなくキャリアの契約は、2年ごと更新されているのはご存じですか?

これがいわゆる「2年縛り」と言われるもので、「誰でも割」「カケホ/スーパーカケホ」を申し込んだ時点から2年の間に解約をすると、契約解除料がかかります。

auの契約解除料は通常9,500円と、かなりの高額。

契約解除料を払わずに解約するには、更新期間に解約手続きをしなければいけません。

更新期間は、契約期間2年が満了した翌月から2か月間。

1日でも遅れると契約が自動更新され、次の更新時期は2年後…ということになってしまいます。

自分のスマホの更新時期がいつなのかは、auショップに行けば教えてくれますし、スマホやパソコンでも確認できますから、格安SIMへの乗り換えを考えている方は確認しておいた方がよいでしょう。

(auのHPより)

端末の代金支払い終了月と更新月は別!端末の残金支払いが必要なことも

キャリアと契約中に機種変更をした方に多い勘違いが、端末の分割払い終了月=契約満了(契約更新月)と思ってしまうことです。

端末も24カ月(2年)分割払いがほとんどなので、支払い終了と契約更新のタイミングが同じ場合もあるのですが、更新期間はあくまでもプランの申し込みから2年のサイクルで、端末の支払いとは無関係です。

もし、更新期間に解約をし、端末の支払いが残っていた場合は、残りの端末代金を支払う必要があります。

違約金も端末残金も払いたくない場合は、端末の分割払いを完了させ、次の更新期間を待つしかありません。

auのメールアドレスが使えなくなる

auに限らず、ドコモ、ソフトバンクなどのキャリアを解約すると、それぞれのキャリアのメールは使えなくなります。

auの場合は、@ezwebのアドレスが利用できなくなるということです。

LINEだけで十分、という方は問題ありませんが、メールを利用していた方は、GmailやYahooメールなどのフリーメールを取得する必要があります。

また、SMSの利用を考えている方は、格安SIMでSMS付のプランを選ぶようにしましょう。

端末がそのまま使える格安SIMは3社のみ

格安SIMはドコモ回線を使っている会社がほとんどで、au回線で運営している格安SIMは現在「UQ-mobile」「mineo」「IIJmio」の3社だけです。

この3社はau回線に対応しているため、基本的には今使っている端末のSIMカードを差し替えるだけで使用することができます。

au回線に対応していない格安SIMを選ぶことも可能ですが、その場合はSIMロック解除が必要で、パソコンやスマホで自分で手続きをする場合は無料ですが、auショップでやってもらうとSIMロック解除手数料が3,000円かかります。

SIMロック解除できない端末もある

SIMロックの解除ができれば、ドコモ回線で運営している格安SIMの利用も可能ですが、全て端末がSIMロック解除できるわけではありません。

下記の条件を満たしていない場合はSIMロックの解除ができないのでご注意ください。

<SIMロック解除の条件>

・2015年5月以降に販売された端末

・契約から180日以上が経過している

iPhoneの場合、iPhone6は2014年9月発売なのでSIMロック解除ができず、解除できるのは2015年9月に発売されたiPhone6s以降となります。

どちらにしても自己判断せず、SIMロック解除ができるか、乗り換えようとしている格安SIMで使える端末なのか、事前に確認しましょう。

 

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auから格安SIMへの乗り換え手順

次に、実際にauから格安SIMへの乗り換え手順をご説明しましょう。

格安SIMを決めます

乗り換えに関する注意点を踏まえて、自分のあった格安SIMを選びましょう。

料金だけでなく速度やプラン、最低利用期間などの確認も大切です。

必要に応じてSIMロック解除をします

au回線で運営している「UQ-mobile」「mineo」「IIJmio」以外の格安SIMを利用する場合は、端末のSIMロックを解除します。

SIMロックの解除は、auショップでやってもらうこともできますが、手数料が3,000円かかります。

パソコンやスマートフォンで「My au」にアクセスしてSIMロック解除を申し込むと、料金はかかりません。

[My auからのSIMロック解除方法]

パソコンかスマートフォンで[SIMロック解除の可否判定]のページにアクセスし、IMEI(端末の製造番号)を入力し、ロック解除「〇」と表示されたら、その後は画面の指示にしたがって手続きを進めます。

IMEI(端末の製造番号)は、以下の方法で確認できます。

・Android端末の場合:設定→端末情報→端末の情報→IMEI情報

もしくは、音声通話のダイヤル画面で「*#060#」と入力

iOSの場合:設定→一般→情報 で確認ができます。

MNP手続(転出)を行います

使っていた電話番号をそのまま引き継ぎたい場合は、MNP手続が必要です。

まず、auからの転出手続きをしてMNP予約番号を発行してもらいます。

手続きはauショップか電話で行うことができます。

電話番号:0077-75470(無料)受付時間 9:00~20:00

電話で発行する場合は口頭で番号が告げられるので、メモの準備をしておきましょう。なお、この手続きには手数料3,000円がかかります。また、MNP予約番号の有効期間は15日間ですのでご注意ください。

格安SIMに申し込む(MNP転入手続き)

MNP番号が入手できたら、格安SIMのHPから申し込みをします。

申し込み手続きには、3で入手したMNP番号、本人名義のクレジットカード(支払い情報)、本人確認書類、メールアドレスが必要になります。

なお、量販店やAmazonなどで格安SIMパッケージを購入できたり、店頭での購入・申し込みが可能な格安SIMもあります。

SIMカードが届いたら~開通手続き

SIMカードが手元に届いたら、開通手続き(アクティベーション)を行います。

申し込みをした格安SIMの開通センターに連絡をいれるか、インターネットに接続しているPCからマイページにアクセスして手続きを行います。

開通までの時間は格安SIMによって違いますが、手続き完了後30分~1時間程度で回線が切り替わります。その間は端末の利用ができませんのでご注意ください。

また、開通センターの受付時間にも注意が必要です。

SIMカードを挿して初期設定

開通手続きが終わったらネットワークの初期設定を行います。

まず、格安SIMから届いたSIMカードを端末に挿入します。SIMカードのサイズや取り付け方は端末によって様々。

iPhoneのように、SIMピンを使ってSIMトレイを取り出すタイプや、裏フタを外してSIMカードを挿し込むタイプもあります。

SIMカードを挿したら、APN設定と呼ばれる初期設定を行います。

この手順は端末や契約した格安SIMによって方法が異なりますので、格安SIMから送付された手順書を見ながら行うか、下記のサイトを参考にしてください。

iPhoneを使った格安SIMのAPN設定方法ガイド

Androidスマートフォンを使った格安SIMのAPN設定ガイド

万が一つながらない場合は…

ここまでの手順で、乗り換えは完了!通話やインターネットの利用ができるようになります。

万が一、つながらない場合は契約した格安SIMのサポートやチャットで問い合わせをしましょう。端末を再起動するとつながる場合もあります。

まとめ

格安SIMはドコモ回線で運営しているところがほとんどで、au回線を使っているのは今のところ3社のみ。その3社だったらSIMカードの入れ替えだけで乗り換えが完了します。

でも、SIMロック解除を行えばドコモ系の格安SIMへの乗り換えも可能です。

なんだか面倒、難しそう…と思うかもしれませんが、やってみれば意外と簡単かもしれません。

料金はかなり安くなりますし、自分に合った格安SIMを見つけて乗り換えにチャレンジしてみてはいかがでしょう?

 

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