arrows M04は2017年7月20日に発売された国産SIMフリースマホです。
「日本のマチガイないSIMフリースマホ」のキャッチコピーで発売されていますが…本当に「マチガイない」のでしょうか?
ネットでの評判を調べてみました。
Contents
arrows M04の悪い点・評判
CPUが古い
どのサイトでも真っ先に書かれていたことが、「CPUが古い」ということです。
本機ではCPUにSnapdragon 410 1.2GHz クアッドコアを採用していますが、これは1年前に販売された旧モデルのM03と同じものです。それどころか、2年4ヶ月前に発売されたシリーズ初代のM01から全モデルでこのCPUが使われています。
スマホのCPUは日進月歩で性能向上しており、このCPUは数世代前のものです。CPUはスマホの頭脳であり最も重要なパーツです。2年以上の間、4つのモデルに渡って同じCPUを使っているということは、完全に性能は二の次三の次としているシリーズと言えます。実際に「もっさりしている」「レスポンスが悪い」といったコメントは多く見かけました。
また、本シリーズはCPUに限らず他の基本スペックもほとんど向上していません。
M04 | M03 | M02 | M01 | |
発売日 | 2017/7/20 | 2016/7/28 | 2015/10/29 | 2015/3/21 |
初期Androidバージョン | 7.1 | 6.0 | 5.1 | 4.4 |
CPU | Snapdragon 410 1.2GHz クアッドコア | |||
RAM | 2GB | 1GB | ||
ROM | 16GB | 8GB |
進化がない
上に書いたCPUとも重複しますが、基本スペック以外においても前モデルのM03とほとんど違いがありません。
変わったのは、耐衝撃性能などの基準であるMIL規格が14項目準拠から23項目準拠になったこと、ハンドソープで洗えるようになったことくらいです。
これらに魅力を感じないのであれば、より安価なM03を買ったほうが良いでしょう。
指紋認証がない、USB Type-Cがない
国産機であるためおサイフケータイ、ワンセグ、防水防塵といったガラパゴス機能には対応していますが、標準的な機能である指紋認証には対応していません。
また、USBもMicro USBが採用されており、最新のType-Cには非対応です。
Type-Cについては手元のUSBケーブルが使えなくなるため否定的な人もいると思いますが、指紋認証もType-Cも活用すれば非常に便利なものです。これら最新の技術に対応していないのは大きなマイナスポイントです。
価格が高い
本機はMVNO各社からは3万円台(税抜き)で発売されています。
旧世代のCPUを搭載して指紋認証やType-Cも使えないのでは、ガラパゴス機能が使えることを差し引いても他の格安スマホと比較すると高いと言わざるを得ません。
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arrows M04の評価
SIMフリー機は海外メーカーが大半を占め、ガラパゴス機能が備わっていないものが多いため、これらを揃えている点は大きなメリットでしょう。
変わりダネですがハンドソープで洗えることも大きな差別要因です。きれい好きな人であればこの1点だけでも購入候補に挙がるでしょう。MIL規格23項目準拠しており頑強であることも保証されていますので、スマホを雑に扱ったり汚したりしがちな人には向いていると思います。
また、国内メーカーですので海外メーカーと比較するとサポート面でも安心できます。
arrows M04のスペック
外形寸法(H×W×D) | 約144mm×71mm×8.0mm |
質量 | 約148g |
OS | Android™ 7.1 |
CPU | Snapdragon 410 1.2GHz クアッドコア |
メモリ | ROM16GB/RAM2GB |
外部ストレージ | microSD/microSDHC/microSDXC(最大256GB) |
バッテリー容量 | 2580mAh |
連続待受時間 | LTE:約640時間/3G:約780時間 |
連続通話時間 | LTE:約530分/3G:約660分 |
ディスプレイ | 約5.0インチHD IPS液晶(720×1280) |
カメラ | アウト:約1310万画素 CMOS/イン:約500万画素 CMOS |
通信 | LTE:Band1/3/8/19/26
3G:Band1/5/6/8/19 GSM:850MHz、900MHz、1800MHz、1900MHz |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n |
テザリング | ○ |
GPS | ○ |
NFC/FeliCa | ○/○ |
Bluetooth | ○(4.1) |
ワンセグ/フルセグ | ○/- |
SIM | nano SIM |
カラーバリエーション | ホワイト、ブラック、
ゴールド(楽天モバイル限定)、 デニムブルー(ビックカメラ、IIJなど限定)、 グリーン(mineo限定) |
防水防塵 | IPX5/IPX8 |
その他 | MIL規格23項目準拠 |
価格 | 42,984円(税込み)※富士通直販での価格 |
まとめ
性能不足の点を許容できるのか、頑強さやガラパゴス機能など本機の特徴を自分自身のメリットと感じられるか、それらを踏まえた上で適切な価格と思えるかが購入の判断ポイントになると思います。
また、ネットを調べて1つ気づいた点があります。どのサイトでも前述した性能についての悪評はありますが、それ以外には目立った悪評や口コミは見かけませんでした。単に売れていないだけ…なのかも知れませんが、性能を許容できるのであれば他の点においては品質の良いモデルなのかもしれません。
UQモバイルからRAM:1GB/ROM:32GBにスペックアップした「arrows M04 PREMIUM」も発売されています。価格もあまり差がないため、本機に興味を持った方は合わせて検討されてみてはいかがでしょうか?コチラの記事にて紹介していますので合わせてご覧ください。
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