イオンモバイルは、2016年2月に日本通信のb-mobileの販売代理店からイオン株式会社が運営するMVNOとなりました。
イオンの店舗に行くと、イオンモバイルのちらしや看板をよく見かけますよね。
イオンモバイルは、全国のイオンの店舗で購入したりサポートを受けることができます。
ただ、端末が他の格安SIMに比べて割高など、料金の面では注意すべき点がいくつかあります。
今回は、口コミや評判からイオンモバイルのサービスを改めて確認してみましょう。
Contents
端末が他の格安SIMに比べて高い!
イオンモバイルで多くの端末を取り扱っていますが、他の格安SIMに比べると価格が高く設定されています。その一部をピックアップしてみると次の表のようになります。
機種によっては1万円ちかく差があるものもありますから、端末とセットで契約を考えている方は、月額利用料金だけでなく端末の価格も事前に確認した方がいいでしょう。
【端末価格の比較】
機種 | イオンモバイル | IIJmio |
HUAWEI Mate10 pro | 89,800円
※2月1日~18日Sale価格 → 84,800円 |
79,800円
|
arrow M04 | 37,800円 | 32,800円 |
AQUOS sense lite SH-M05 | 32,800円 | 29,800円 |
また、取り扱い店舗限定端末があるなど、店舗によって扱っている端末が違うため、使いたいと思っていた端末が選べないこともあります。
契約後の電話サポートが有料
イオンモバイルは店舗での対応を主にしているせいか、無料で電話問い合わせができるのは、サービスやプランに関する問い合わせのみで、契約後の端末の操作や設定について問い合わせするには「イオンスマホ電話サポート」(月額300円)に加入している必要があります。
念のため、チャットで「電話で初期設定などの質問ができるか」確認したところ
「基本的に端末の操作や設定につきましてはご案内しておらず、電話サポートオプションのご加入となります」
という回答がありました。
「イオンスマホ安心パック」(600円or700円)(イオンスマホ電話サポート+イオンスマホ安心保証+イオンスマホセキュリティ)に加入すると、加入日から31日間は無料となりますが、「イオンスマホ電話サポート」だけ加入した場合は31日間無料の特典もありません。
自分でMNPができず不通期間が長い
最近は、自分でMNP切り替えができるようになり、スマホが使えない期間が2時間程度で済む格安SIMも増えてきました。
しかし、イオンモバイルは自分でMNP切り替えに対応していません。
契約即日渡しの店舗もありますが、すべての店舗では対応していませんし、WEB申し込みの場合は、契約完了後、商品(SIM)が手元に届くまでに3~7日かかり、その間は電話が不通となりますのでご注意ください。
スポンサードリンク
それでも近くのイオンで申し込めるのは初心者には魅力的!
イオンモバイルは、端末が割高だったり、契約後のサポートが有料になるなど、使用料金以外の部分で注意すべき点はあるものの、店舗で、対面で相談や申し込みができるのは魅力的です。
多くの格安SIMがWEB申し込みのみ、店舗があってもその店舗数はごくわずかであるのに対して、イオンモバイルは、全国に200以上ある店舗で申し込みが可能。
また、料金プランの変更や契約者情報変更、故障修理受付など、アフターサービスも店舗で受け付けているので、スマホや格安SIMへの乗り換え初心者には安心です。
最低利用期間がないなどイオンモバイルならではの特徴も!
イオンモバイルには、音声プランにも最低利用期間がないなど、イオンモバイルならではの特徴が他にもいくつかあります。
音声プランにも最低利用期間がない!
また、多くの格安SIMの音声通話付きプランでは、6カ月から1年の最低利用期間を設け、その期間内に解約をすると違約金が発生しますが、イオンモバイルには、最低利用期間も違約金もありません。
せっかく格安SIMに乗り換えても、満足できずに解約して違約金を払うことになったら、節約にはなりませんよね。
その点、イオンモバイルは、お試し感覚で乗り換えがしやすい格安SIMと言えます。
※ただし、契約から180日以内にMNP転出する場合8000円(181日目以降は3000円)の手数料がかかるのでご注意ください。
データ容量の種類が多い
イオンモバイルの音声通話プランは、最小500MBから1GB、2GB、4GB、6GB、8GB、12GB、20GB、30GB、40GB、50GBまで、なんと11種類のプランからデータ容量を選ぶことができます。
音声通話なしのデータプランも、500MBがないだけで10種類とこちらのプランも豊富。
料金面でも、例えば4GBの音声通話付きプランで1,580円と、安く設定されています。データ容量の変更手数料も無料なので、まずは少し多めのデータ容量で契約をし、使い始めてから自分にあったプランに変更してもよいのではないでしょうか。
データ容量の翌月繰越やシェアプランがある
イオンモバイルでは、使いきれなかったデータ通信量が翌月に自動繰り越しされます。
また、「シェア音声プラン」があり、このプランに加入すると家族間や複数デバイス間で通信容量をシェアすることができますから、家族での契約やスマホとタブレットなど複数デバイスを持っている方は料金の節約になります。
高速と低速の切り替えができる
イオンモバイルには、通信速度の高速モードと低速モードの切り替えが可能です。
YouTubeの動画再生や音楽ストリーミング中は通信速度が速くないとストレスがたまりますが、メールやLINE、Twitterなどは低速モードでも十分使うことができますから、モードを切り替えることで、使用するデータ容量を節約することができます。
速度の切り替えは、イオンモバイルのマイページで行います。
スポンサードリンク
イオンモバイルの評判まとめ
イオンモバイルは、端末の料金が他に比べると若干割高ですし、サポートが有料なので、月額の使用料金ばかりに注目すると、思った以上に支払い料金がかかってしまう可能性もあります。
ただ、全国のイオンで対面で申し込みが可能なのは、大きな魅力。
イオンにショッピングに行ったついでにショップをのぞくこともできますし、「格安SIMに乗り換えしたいけど、電話で質問しても言葉が難しくてわからない」「やっぱり顔を見ながら話をしたい」といった格安SIM初心者には店舗の存在は心強い味方です。
また、最低利用期間や違約金もありませんから、お試し感覚で契約することも可能です。
データ容量も細かく分かれていますから、無駄なく自分にあったプランを選ぶことでスマホ代金を節約することができます。
イオンモバイルの料金プランなど
次にイオンモバイルの料金プランなどを紹介いたします。
イオンモバイルの料金プラン
イオンモバイルの主な料金プランは以下のようになっています。
データプラン | 音声通話プラン | ||
容量 | SMSなし | SMSあり | 音声通話プラン |
500MB | - |
+140円 |
1,130円 |
1GB | 480円 | 1,280円 | |
2GB | 780円 | 1,380円 | |
4GB | 980円 | 1,580円 | |
6GB | 1,480円 | 1,980円 | |
8GB | 1,980円 | 2,680円 | |
12GB | 2,680円 | 3,280円 | |
20GB | 3,980円 | 4,680円 | |
30GB | 5,380円 | 6,080円 | |
40GB | 7,480円 | 7,980円 | |
50GB | 10,300円 | 10,800円 |
このほかにも、家族や複数デバイスでデータ容量を分け合える「シェア音声プラン」があります。
イオンモバイルの通話料
イオンモバイルの国内通話料金は、通常 20円/30秒ですが、下記のような通話サービスがあります。
★「イオンでんわ」アプリで通話料を30秒10円
「イオンでんわ」アプリを使って通話をすると、通話料金が30秒10円になります。
今使って番号のままかけられますし、国内から海外への通話も同じく30秒10円ですから、電話料金をかなり節約できます。
利用できるのは、音声通話プランのみです。
★イオンでんわ10分かけ放題
「イオンでんわ10分かけ放題」は、1回10分以内の国内通話がかけ放題になるサービスです。
以前は5分だった時間が料金はそのままで10分と倍の長さになりました。
このサービスの初期費用は無料、月額料金は850円。
「イオンでんわ」のアプリからかけることが必須で、10分以内の国内通話料が無料になります。10分を超えても30秒10円と通常の料金の半額です。
また、海外へも30秒10円でかけられますが、これは10分定額通話の対象外なのでご注意ください。
こちらも利用できるのは音声通話プランのみです。
★月額1500円で時間を気にせずかけ放題
1回の通話が長い方には、「050かけ放題」というサービスがあります。
料金は、初期費用1,000円、月額1500円。
このサービスに加入すると、050の専用電話番号(IP電話)がもらえて、何度かけても何時間かけてもこれ以上の料金はかかりません。
また、海外発信はできませんが、WiFi環境があれば、海外から国内にかける時も使うことができます。
このサービスは、すべてのプランで利用することができます。
イオンモバイルの取り扱い端末
イオンモバイルが取り扱う機種一覧です(2018年2月5日現在)。
一括払い | 分割払い | |
ZenFone 4 Max | 24,800円 | 1,116円~ |
AQUOS sense lite SH-M05 | 32,800円 | 1,476円~ |
HUAWEI Mate10 pro※ | 89,800円 | 4,041円~ |
honor 9 | 53,800円 | 2,421円~ |
arrows M04 | 37,800円 | 1,701円~ |
HUAWEI P10 lite | 29,980円 | 1,349円~ |
HUAWEI P10 | 60,800円 | 2,736円~ |
HUAWEI P10 Plus | 67,800円 | 3,051円~ |
VAIO® Phone A VPA0511S | 19,800円 | 891円~ |
Alcatel PIXI4 | 10,000円 | 450円~ |
HUAWEI nova lite | 21,800円 | 981円~ |
HUAWEI nova | 37,800円 | 1,701円~ |
arrows M03 | 29,800円 | 1,341円~ |
ZTE BLADE E01 | 12,800円 | 576円~ |
ZTE BLADE V7LITE※ | 17,800円 | 801円~ |
arrows M02 | 19,800円 | 891円~ |
Xperia™ J1 Compact | 38,900円 | 1,791円~ |
ASUS ZenFone3 5.5 ZE552KL※ | 42,800円 | 1,926円~ |
ASUS ZenFone3 Max※ | 19,800円 | 891円~ |
ZTE AXON 7※ | 59,800円 | 2,691円~ |
ZTE AXON 7 mini※ | 39,800円 | 1,791円~ |
ASUS ZenFone3 Laser※ | 27,800円 | 1,251円~ |
HUAWEI Mate 9※ | 60,800円 | 2,736円~ |
ASUS ZenFone3 ZE520KL※ | 34,800円 | 1,566円~ |
モトローラ Moto G4 Plus※ | 31,800円 | 1,431円~ |
AQUOS SH-M02 | 19,800円 | 891円~ |
KYOCERA S301 | 10,000円 | 450円~ |
HUAWEI P9※ | 39,800円 | 1,791円~ |
VAIO® Phone | 24,000円 | 1,080円~ |
HUAWEI P9 lite | 19,800円 | 891円~ |
ケータイ
AQUOS SH-N01 |
24,000円 | 1,080円~ |
タブレット
HUAWEI MediaPad T3 8 LTE※ |
19,800円 | 891円~ |
タブレット
HUAWEI MediaPad M3 lite 10※ |
35,800円 | 1,611円~ |
タブレット
HUAWEI MediaPad T3 10 LTE※ |
22,800円 | 1,026円~ |
タブレット
HUAWEI MediaPad M3 8.0 LTE 4G-64G※ |
42,800円 | 1,926円~ |
タブレット
HUAWEI MediaPad M3 8.0 LTE 4G-32G※ |
37,800円 | 1,701円~ |
学研がんばるタブレット | 14,800円 | 666円~ |
タブレット
HUAWEI MediaPad T2 7.0 Pro※ |
19,800円 | 891円~ |
※取り扱い店舗限定端末
スポンサードリンク
その他イオンモバイルに関する情報
その他、イオンモバイルに関する情報です。
データ容量の翌月繰越 | あり |
高速低速通信のON/OFF | あり(マイページより) |
店舗での申し込み | 可能 |
初期費用 | 3,000円 |
MNP即日切替 | なし |
回線 | ドコモ |
最低利用期間 | なし |
イオンモバイルの通信速度
Web閲覧に必要な「下り」の通信速度とメールやSNS利用時に発生する「上り」の通信速度を朝(9時台)、昼(12時台)、夕方(18時台)、夜(23時台)に分けて測定しております。
上り(Mbps) | 下り(Mbps) | |
朝 | 6~7 | 4~5 |
昼 | 6~7 | 0~0.5 |
夕 | 5~6 | 1~2 |
夜 | 6~7 | 5~6 |
イオンモバイルは朝と夜の速度は問題なさそうですが、昼の下りの速度が出ていないのが気になります。
イオンモバイルには最低利用期間や違約金がありませんし、プラン変更も無料ですから、安いデータプランで速度を試したうえで最終判断を下してもいいかもしれません。
イオンモバイルの1円SIMとは?
イオンモバイルでは、 音声6GB以上のプラン+音声オプション(イオンでんわ10分かけ放題or050かけ放題)に契約して、他社からイオンモバイルに乗り換え(MNP転入)ると、SIMカード代金が1円になる「乗り換えキャンペーン」を実施しています。(~2018年2月13日)
通常3000円の格安SIMが1円で手に入るお得なキャンペーンなので、格安スマホへの乗り換えを検討している人はぜひ利用してみて下さいね。
MNP予約番号
他社から電話番号を変えずにイオンモバイルに乗り換えるには、MNPを予約する必要があります。
各社のMNP受付番号を紹介します。
NTTドコモ
携帯電話 151
一般電話 0120-800-000
au
携帯電話 ・一般電話 0077-75470
ソフトバンク
携帯電話・一般電話 0800-100-5533
MNP予約番号には有効期限があります。
予約日を含めて15日が有効期限なので、申し込み直前にMNP番号を予約しましょう。
イオンモバイル Web申し込みの方法
公式サイトの上部に「新規お申込み」があるので、ここから申し込みを行います。
申し込み方法を選択する
左の「Webで申込む」を選択します。
購入方法を選択する
格安SIMと一緒に新しいスマホも購入する場合は左を選択しましょう。
SIMの種類を選択する
今回はスマホで通話とデータ通信が楽しめる「音声SIM」を選択します。
音声SIM
音声通話・データ通信・SMSがセットになったプランです。
月々1130円~で11のプランから自分に必要な容量のプランを選べます。
データSIM
アプリや動画視聴などのデータ通信のみ楽しめるプランです。
月々480円~で10のプランから自分に必要な容量のプランを選べます。
SMS付データSIM
データSIMにプラス140円することで、LINEなど一部のアプリやサービスで、SMS認証が利用できます。
端末とカラーを選択する
今回は、「honor9」のサファイアブルーを選択しました。
初期費用を確認する
端末のカラーを選択すると、初期費用が算出されます。
問題なければ「この内容で申込む」をクリックしましょう。
イオンスクエアメンバーに登録する
購入手続きにはイオンスクエアメンバーIDが必要です。
IDを持っていない人は、新規メンバー登録を行いましょう。
お客様情報を入力する
・イオンスクエアメンバーID
・パスワード
・PCメールアドレス
・携帯メールアドレス
・名前
・ニックネーム
・電話番号
・生年月日
・性別
・郵便番号
・住所
を入力したら、利用規約に同意して確認画面に移ります。
登録情報の内容を確認し、申し込み手続きを完了させる
初期設定を行う
APNを設定しよう
格安SIMが手元に届いたら、利用する端末にセットしましょう。
まずは、APN設定をする必要があります。
詳しい設定の仕方はイオンモバイルの公式サイトを参照して下さい。
イオンモバイルのAPNの内容は以下の通りです。
APN:i-aeonmobile.com
ユーザー名:user
パスワード:0000
認証タイプ:CHAP
友達を紹介してクーポンをGETしよう
イオンモバイルでは、「ご紹介キャンペーン」として紹介された人がイオンモバイルに新規契約すると、紹介した人とされた人両方に1GBクーポンをプレゼントするキャンペーンを実施しています。
本来は2018年1月15日で終了予定のキャンペーンでしたが、好評につき延長中。現在は終了期限は明記されていません。
紹介すればするほどクーポン枚数が増えますので、どんどん友達や知り合いに紹介しちゃいましょう!
※クーポンには6カ月の有効期限があります。